見て学ぶ

(01)諸々

レッスンを受ける際、
先生から、
「これやりましょう!」
と振付なり課題をもらいますよね。

その時、先生がさっと踊って見せますよね。
で、その後に、
「じゃあ、やってみましょ。せーの」
って実際に生徒さんたちも動き出す。

先生が見本を見せている時に、
説明をする前に、
「じゃあ、皆で、せーの」と言う前に
動いてしまうのは、
振付を覚えるのが遅くなる要因の一つになります。

説明も聞かずに、
先生の動きを観察することなく、
一緒に動いてしまって、
どうやって振付を覚えれるのでしょうか。

慌てないでも、
ちゃんと生徒さんが踊る時間はあります。
観察し、頭に説明を叩き込み、
落ち着いてプレパレーションし、
「せーの」と言われてから始めたら、
今よりももっと早く確実に
振付を覚えられるようになると思います。


英語は日本人のほとんどが中学から習っているので、
ペラペラしゃべれないまでも、知識はあるかと思います。

see
watch

どちらも日本語では見るです。
しかし、英語では使い分けしてます。

見ようと思って見ないでも、見えているものってありますよね。
それは、seeを使います。
そうではなく、テレビを見るとか、映画を見るとか、
意思を持って見る場合は、watchを使います。

レッスンでは、seeではなく、watchの見るを心掛けてみましょう。

もう一歩先を行くと、
observeというのがあります。
観察です。

観察するのです。

観察して、分析するのです。

先生が生徒と一緒に踊ってる時は、
自分の踊りに必死になる時ではありません。
ましてや、先生の方を見もしないなんて、
上達を放棄していると思える程、
勿体ない行為です。
先生が一緒に踊る時は、
鏡越しに先生と自分を見比べ、
何が違うのか分析し、
自分の動きを先生の動きとシンクロさせるべく、
必死に観察する時です。

それをせずに、闇雲に動いても、
地図を持たずに、
知らない土地を歩くようなものです。

身体で覚える。
感覚で覚える。

それはとても大事。

それと同じように、

見て覚える

もすごく大事です。

レッスンの受け方、振付の覚え方。

参考にしてみて下さい。

コメントは受け付けていません。