カンテを聞いてきました
昨日は新人公演の初日、ギター、カンテ、群舞の日でした。
10月の公演で私の相手役として踊ってくれるのみならず、歌ってもくれる雄輔さんがカンテ部門に登場するので、真佑子と沙弥子と応援に行ってきました!
雄輔さんは、2~3ヶ月に一度、うちの教室で開催されている実践パルマクラスでうちの生徒たちにパルマを教えにも来てくれています。
そして、来年の2~3月頃には、そのクラスのメンバーをエスペランサに出させてもらうことになっていて、その時のカンテも雄輔さんがしてくれることになっています。
その他、クラス伴奏で歌いに来てくれていたりと、何かとお世話になっております。
ということで、昨日は応援にGO!
私、雄輔さんは踊る人であって、歌も歌えるというのを知らなかったのですが、誰だったか忘れたのですが、エミリオだったかな???尾藤さんだったかな???
去年の3月だったかな?アルハムブラで雄輔さんとご一緒する機会があって、そのちょっと前に、
「雄輔は歌も上手い」
と言っていて、それでアルハムブラで雄輔さんと共演した時に、
「歌も上手いって聞いたよ。今度、うちの発表会で歌って(*^-^*)♪」
と軽~くジャブをかけてみました。
日本のフラメンコ、女性のカンテさんは大勢いるのですが、男性の数が少ない。
でも、男性の迫力が欲しいことも多く、男性のカンテさんとの繋がりは持っておきたいと常々思っていました。
雄輔さん、パルマもものすごく上手いので、「なんと、うってつけ!」と思い声を掛けたのですが、そうしたら、
「いきなり発表会ってのも何だから、とりあえず、クラス伴奏とかで呼んでよ。
それで、オーディションしてよ」
と言われました。
「お、オーディションだなんて、そんなおこがましいことできないよΣ(・□・;)」
と思ったのですが、確かにいきなり発表会ってのは無理があるというのはその通りなので、せっかくそう言ってくれてるし、
「じゃあ、クラス伴奏に来て!」
と伴奏に来てもらうようになったのでした。
そうしたら、本当に上手だった。
目を閉じて歌だけ聞いたらスペイン人のようで驚いた。
私、カンテはちゃんと習ったことがないので、カンテの技法だとかそういうのは良く分かりません。
ただ、歌を聞いて、自然であるとか、熱があるとか、強さがあるとかそういうのは感覚として何となく分かるし、スペイン語に違和感がないとか、舌が良く回るとか、そういうのも何となく感じられます。
そして、何より、「この人の歌で踊りたい」ってのは持ってます。
この頃、私は雄輔さんが子供の頃から長年スペインで暮らしてて、帰国子女的な人と知りませんでした。ほぼネィティブじゃん。カンテ、ピッタリだ。
割と有名な話のようですが、これまで殆ど接点がなかったから知らなかった。スペイン語ペラペラで、ブレリアの早口スペイン語も舌が回るのも納得!
これ、確か、最初のクラス伴奏に来てくれた時の動画
↓
午前11時からのレッスンで、フラメンコって昼から踊ったり、歌ったりってのは、中々テンションが上がらずにしんどいのですが、この日は私の血圧も上がってくれて、楽しく踊れました。
雄輔さんの歌のパワーを感じたのでした。
ちなみに雄輔さんはどうも私のことが苦手なようで、タブラオで共演しても、庸子先生のとこで共演しても、他の人とは仲良く話するのに、「私のことは避るわ…(-_-)」と思ってたので、初回のクラスでは中和剤ドミンゴに来てもらってました。
ドミを側に置いておけば少しは馴染んでくれるかと思ったのですが、しかし、ドミがいても、裕菜ちゃんがいても変わらず。
あまり余計なこと言う人じゃないってことが分かりました。
本人曰く、
「苦手なんじゃなく、人見知りなだけ…」
とのことです。
ははは、そうだったのか(´∀`*)ウフフ
そういう経緯があり、去年の秋の公演にもカンテで出てくれ、そして、今年はバイレ&カンテで出てくれることになりました。
そんなこんなで、バイレよりはカンテとしての繋がりの方が多く、その雄輔さんが出るとあって応援に行ってきました。
すごい良かった( ;∀;)
私、感動した。
Muy フラメンコで素晴らしかった。
ギターはうちの教室でもおなじみのエミリオで、すごく息もあってて、二人がいつも通り楽しそうで、台風の大雨の中、行った甲斐があった。
そして、その熱唱も聞き、私、10月公演のオープニングを急遽変えたくなった。
「違う。私がやりたいのはああいうのじゃない」と歌を聞いて目が覚めた。
ということで、10月公演に出る皆さま。
大幅に、全部、ガラッと変えます。
てか、変えるってより、今までのなし。
そして、新しいのを最初から作り直し。
全とっかえ!
まだ2ヶ月以上もある。
全然大丈夫。できる、できる。
やっぱり、フラメンコはカンテだ。