Ballet Flamenco Andalucia – ‘…Aquel Silverio’

(07)スペイン

今年のへレスに着いて最初の公演は、アンダルシア舞踊団でした。

 

 

へレス・フェスティバルのオフィシャルの動画(ダイジェスト版)があるので、どうぞ。

2週間に渡るへレス・フェスティバルでは、それはそれは沢山の公演を観ました。

それぞれの作品で面白さが異なり中々優劣をつけにくいのですが、単純に好みで言うと、私はこの公演が1番好きでした。

割と普通にフラメンコがあったこと、それと群舞が見応えあったこと、それが何よりも楽しめました。

テアトロ作品で群舞があると、それだけでテンションが上がります。

ソロにはソロの良さ、群舞には群舞の良さがあるので、両方楽しめるといい。

 

何やら最近の流行りなのか、ギター以外の楽器を使う人たちが多かったです。

ただ、私は、あくまでもフラメンコはギターが主役で、そのスパイス的に他の楽器が入るのは素敵だと思うのですが、他の楽器をフューチャリングし過ぎてしまい、ギターを脇役に追いやってしまう程にギターが目立たない作品はいいとは思えませんでした。

あまりにも、あっちの公演こっちの公演で、ギター以外の楽器を使っていて、ちょっと食傷気味。

もうフラメンコ、ギターとカホンだけでいいよって気持ちになった。

フラメンコはやっぱりギターだと思うのだけど・・・。

 

色々な人が色々なことを試みるので、オブラ作品がドンドン難しくなって行ってるような気がします。

難しいことをしたら、もしかしたら評論家の評価は高いかもしれないですが、一般の人が楽しめるものからは遠くなるのではなかろうか。

普通にフラメンコがある。

踊りも音楽も、難しいこと、前衛的過ぎないこと。

頭をフル回転させて考えないでも、ただ見てるだけでも楽しめること。

それって大事だと私は思った。

 

 

それと、動画にはありませんでしたが、カーニャのバタ・デ・コーラの演目が印象に残っています。

今回見た公演の中では、カーニャは結構ありました。

カーニャはバックと合わせをしないとできない部分が他のヌメロよりもあるので、なかなかタブラオではお目にかかれませんが、テアトロではよく見ます。

荘厳でゴージャスな感じがテアトロ公演にはまります。

 

あとは、ディレクト―ルのラファエル・エステベスの気合いの入った踊り、逝っちゃった目が印象的。

今まで見たアンダルシア舞踊団の公演の中では、このラファエル・エステベスの作品が一番好きだと思いました。

 

フェスティバル幕開けから、楽しい公演を見れて、ご満悦でした。

「はるばる、へレスまで来た甲斐あった~」

と思った夜でした。

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