【2月公演】チケット販売のご案内

(03)舞踊団公演

まだまだ先なので、
きちんと宣伝しておりませんでしたが、
チケットの販売は開始しておりますので、
ご案内申し上げます。
 
尚、生徒さんにつきましては、
出演者からではなく、
私からご購入いただくことになります。
ご理解の程よろしくお願い致します。

 

 

今度の舞台は、大河ドラマでもよく題材となる、

信長、秀吉、家康

が出てくる、戦国時代です。

 

まだまだ一般の人には馴染みの少ないフラメンコ。

特に、男性のお客様にとっては、

フラメンコ舞踊だけだと、

「お付き合いだから来た」

って感じで、

人によっては退屈なこともあるかもしれません。

 

舞台を作る側としては一番難しい客層の人たちを、
いかに楽しませることができ、

終演後、

「ああ、面白かったな」

って思って頂けるかに挑戦したいと常々考えております。

 

そこで、

日本人なら誰でも、

何となくでも知ってる題材を使い、

そこにフラメンコを絡めて舞台を作ろう

って考えました。

 

なので、今でも日本人に大人気の、

信長、秀吉、家康

の出てくる戦国時代が舞台になります。

 

 

けれども、男たちの国盗り合戦がメインになってしまうと、

女性客にとってはちょっと面白くない。
女性客の多くはラブストーリーが好き♡

 

歴史は勝者によって事実が書き替えられてきた。

だから敗者にはあまり光が当たらないし、ボロカスに言われてたりする。

関ケ原の戦いで家康相手に戦い、敗れた石田三成は、

信長、秀吉、家康に比べると、

とっても地味な扱いを受けている。

けれども、何万もの兵が彼に従ったのであれば、

三成はとても魅力的な人だったと思う。

その三成は、なんで関ケ原で戦ったのだろう?
 
主君秀吉の亡き後、豊臣家存亡の危機を救う為って、本当か?
それは表向きの理由に過ぎなかったのではないか?
秀吉には側室が何十人もいたそうで、
なのに、子供がちーっともできなかった。
だから秀吉は子種がないと言われていた。
多分、それは本当だったと思われる。
けれども、側室の茶々だけは、2人もの子供を授かった。
そして、1人目の子は夭折してしまうが、
2人目の子は大人になった。
その子は、秀吉とは、どこも、ちーっとも似てなかったらしい。
おいおい、茶々、その子はどこの誰の子か?
きっと当時だって、皆、そんな噂していたと思う。
女がつく嘘の中で、
人生最大にして最悪の罪深い嘘、
それは、
夫じゃない人の子を夫の子だと嘘つくこと。
タイトルのLa Mentira(スペイン語で『嘘』)はここから来ました。

 

主君秀吉に全然似ていない世継ぎ・秀頼の為に、

忠臣と呼ばれた三成が、命をかけて何万もの兵を率いて、

豊臣家を守ろうとするのだろうか????

三成は、結構いいやつだったようで、

自分の欲の為に天下を取ろうという人ではなかったっぽい。
だから、誰かの為、もしくは正義の為に戦ったのであろう。

 

となると、

 

もう、間違いなく、

茶々に横恋慕し、

茶々を助けたくって戦ったよね♡

 

って思った。
歴史上の大戦の裏に女あり。
それは洋の東西を問わない。
一般論ですが、
男性客は、戦い物が好き。
その上、敗軍の将の哀しい感じが好き。
 
女性客は、ラブストーリーが好き。
命を張って女を守る男が見たい。
命を張って女を守る男に守られてる女が見たい。
 
よし、
三成と茶々をできてることにして、
「その子、誰の子?」
という豊臣の世継ぎを、
秀吉の子じゃなくて、
本当は三成の子ってことにして、
物語を作っちゃえ!
と思ったのでした。
舞台なので、
事実に忠実ではなく、
フィクションの部分もあります。
 
そんな物語を軸にフラメンコ舞踊を絡め、
舞台は展開していきます。
 
ただフラメンコを演じるなら、
それこそ、スペイン人には敵わない。
けれども、日本人の私たちだからこそできるものもある。
そして、日本人だけど、フラメンコに関しては、
がっぷり四つで取り組み、
フラメンコへのリスペクトは忘れないようにしたい。
そこに挑戦します。
 
「ちょっと変わったことやってるけど、面白そうだな」
って思って下さいましたら、
是非是非、観にいらして下さい。
 

 
茶々は僭越ながら私が演じます。
相手役の三成は、永田健さんにお願いしました。
去年の9月の公演で劉邦を演じてくれたご縁もあり、
うちの生徒にも大人気だし、
私もすごく信頼してるし、
もちろん踊り手としても素晴らしい方なので、
今回もゲスト出演して頂くこととなりました。
 
写真は、フラメンコ界でも高名なカメラマンの大森有起さんに
撮って頂きました。
最初は私だけにしようか、
生徒たちを交えて撮ろうかと考えたのですが、
大森さんに、永田さんと私だけがいいと指示され、
二人だけの写真になりました。
踊る時に男性と手を繋いだり、身体を寄せることは
そんなに照れ臭くないのですが、
てか、踊ってる時は必至なので何も考えてないのですが、
こういう写真は中々困りました。
「くっつけ」と言われてくっつけるものじゃないですね(^^;)
だから、二人の間には微妙に隙間があるのですが、
でも、さすがプロのカメラマンさんですね。
それっぽい感じに仕上げて下さいました。
 
ご興味を持って頂けましたら、
是非観にいらして下さい。
出演者一同、一丸となって稽古に励んでおります。
 
***
 

 

(あらすじ)
時は戦国時代。
 
数奇な運命をたどった女がいた。
 
叔父は織田信長、豊臣秀吉の側室となって世継ぎをもうけ、
最期は徳川家康に攻め込まれ大阪城とともに散った。
戦国を彩る三人の武将と深い縁を結ぶその女こそ、
茶々、後の淀殿である。
その生涯にはいくつもの謎が残る。
なぜ茶々だけが秀吉の子を授かったのか?
子は本当に秀吉の実子なのか?
秀吉の忠臣であった石田三成との秘められた関係は?
彼女が守ろうとしたのは、恋か、子どもか、自分自身か。
 
――茶々の秘めた恋が、日本史上最大と言われる関ヶ原の戦いを引き起こす。
 
時に華やかに、時に勇ましく。
森山みえ率いる舞踊団による新たな挑戦。
ゲストには永田健、池森暢昌、松風ユリヤらが出演。
元劇団四季の大畑ゆかりらによる芝居とともに、
戦国時代の歴史絵巻がよみがえる。

 

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