来年2月公演: 群舞のフォーメーション

(03)舞踊団公演

テアトロの舞台は、

1枚の絵画のようだといつも思う。

 

今日は、

ソレア・ポル・ブレリア con マントン

アレグリアス con バタ

グワヒーラ con アバニコ

のクラスがあり、

フォーメーションの見直しをしました。

 

踊り手が自分の踊りを気にするのは当然なのだけど、

演出家は、群舞ならラインが乱れていないかや、

一歩引いて、舞台全体を見て、

「絵として綺麗な構図になっているか」

という視点で見るのも大事だと思う。

 

テアトロの舞台を作る人は、

絵を描く能力が必要なのかもしれない。

但し、筆や鉛筆を使って描く絵ではなく、

踊り手という人を配置し、

どういう衣装を着させ、

どう照明を当てるかを考え、

絵を完成させる。

振付の一つひとつの小さなピースは、

ごちゃごちゃしてて、何をやってるか分からないものより、

大きなモーションで、すっきりと分かり易いものがいい。

タブラオと違って、客席と距離があるから、

ちまちましたことしてても、何だか見栄えしない。

 

 

群舞であると、

構成する踊り手のレベルが揃ってることもあるけど、

揃ってないことも多々ある。

レベルにばらつきがある場合、

正面を向いて踊らせると、レベルの差はてきめん。

あと、呼吸を合わせて、揃えて踊らなきゃならない振付が

ズレてるのも一目瞭然。

その点、輪になって踊ると、それが誤魔化せる。

 

ソレア・ポル・ブレリア con マントン

アレグリアス con バタ

グワヒーラ con アバニコ

 

誤魔化す手法を採用していました。

 

けど、絵的に綺麗じゃない。

良くない。

マントン、バタ、アバニコの布物の良さが出てない。

 

正面を向かすか・・・・。

 

一大決心でした。

 

決めた通りに生徒が踊れるか、

生徒を信じれなければ正面を向いて踊らせられない。

でも、決められた通りに踊るのが苦手な人もいる。

そういう苦手な人が、

「ちゃんとやらなきゃ」

って思えば思う程、萎縮してミスをする。

かと言って、

「あなたたちの好きに、伸び伸び踊っていいよ!」

だともうバラバラ。

発表会じゃないからそれはいかん。

 

 

集中して頑張って。

 

生徒を信じて、祈ってます( ˘ω˘ )

 

 

 

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