舞踊団公演 第一部④ 浅井三姉妹の舞:グワヒーラ

(03)舞踊団公演

浅井三姉妹:グワヒーラ

生き抜く為に微笑むことを覚えた強き三姉妹の舞

約10年の時が流れ、三姉妹たちの母・お市は再婚したものの、

再び戦いが起き、養父と母は城と共に散った。

三姉妹は後ろ盾を失った

そして、何の因果か、憎き親の仇・秀吉が養父となると名乗りを上げた。

三姉妹は悔しさでいっぱいだった。

けれども、戦国の姫たちには誰かに頼るより他に生きる術がない。

二度の落城に遭いながらも、父・養父・母は三姉妹に生きろと言った。

「生きねばならぬ。生き抜かねばならぬ」

三姉妹は、生きる為に秀吉に頭を下げ、微笑んだ。

憎しみを隠しながら舞う長女・茶々の目の前に突如現れた男がいた。

石田三成だった。

茶々は秀吉への憎しみを一瞬忘れ、石田三成にくぎ付けになった。

 

惹かれ合う男女は、同じ時に一瞬で恋に堕ちる。

 

 

浅井三姉妹の他に、三姉妹に仕える女官役も加わり、7人の群舞で踊ります。

 

当時の女官たちがどんな位置づけだったのか分かりませんが、

お姫様ほどの家柄じゃないにしろ、

そこそこ家柄もよく、器量もよく、品のあった女の子たちがお城に上がり、

殿や姫に仕えていたのではないかと思います。

当時としては、憧れの職業。

お姫様たちは生まれた時からお姫様。

境遇が違う。

けど、女官たちは、もうちょっと庶民の手が届く存在。

城下町の娘っ子たちはお城を見上げて、そこで働く女官たちに憧れ、

「自分もお城に上がれたらなぁ」

って夢見たかもしれません。

女官は、今でいうところの、スチュワーデスとか商社のOLとか、モデルとか、

いわゆる華やかな女の子たち。

皆の羨望の的で、自分にも自信があり、堂々としていた。

そして、お城に出入りするエリート侍たちと知り合い、玉の輿を狙う為、

いつも綺麗にし、笑顔を振りまいてた。

そんな感じかなってイメージしました。

 

男の人が7人も集まって群舞で踊ると、それはそれは勇ましく、迫力がある。

けど、女が7人集まれば、また別のパワーがあります。

華やかで、きらびやかで、妖艶で、るんるん♪した、

女ならではの迫力を表現できるよう、踊り込みをしております。

 

群舞はテアトロ舞台の華。

それも女子群舞のグワヒーラといったら、まさに華。

この公演の中では、男子群舞のソレポルと対になる存在です。

 

それと、ここの場面で三成(永田さん)と茶々(私)が出会う設定です。

「なんだか見てる方がこそばゆいよ」

って感じで、とっても照れ臭さいのに真顔で演技する永田さんと私の、

ちょっと気恥ずかしい姿を是非観にいらして下さい

練習では、お互いに吹き出しそうになるのを堪えながら演じてます。

でも、本番は大真面目にやります(*^▽^*)

 

 

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