舞踊団公演 第一部⑦ 茶々と石田三成の舞 シギリージャ

(03)舞踊団公演

茶々と石田三成:シギリージャ

忍び寄る秀吉の魔の手から逃れられない恋人たちの舞

秀吉が妹たちを先に嫁がせたのには訳があった。

一人ぼっちになった茶々を秀吉が側室にすると言い出した。

しかし、この時既に茶々と三成は想いを通じ合っていた。

茶々は三成の妻になりたかった。

それが許されないならば二人でどこかに逃げてでも想いを遂げたかった。

一方の三成も茶々を連れ、どこかに逃げたい想いはあった。

けれども秀吉の怖さを嫌という程知っていた三成は、

秀吉は愛する女であろうと自分の意のままにならないと分かったら、

残虐なやり方で殺すであろうことが分かっていた。

茶々をそんな目に遭わせたくなかった。

三成は茶々に、秀吉の側室になるように伝えた。

茶々は三成の心中を分かっていた。

それでも、一緒に逃げようと言って欲しかった。

愛する女の為、愛する女を手放し、他の男の元に嫁がせる三成。

愛する男から、他の男のものになるように告げられ、絶望する茶々。

秀吉の力は強大だった。二人は抱き合い、嘆くことしかできなかった。

 

*************

 

 

『茶々と石田三成ができていた』

という噂は当時からあったようですが、

噂は噂に過ぎず、実際には違うようです。

でも、舞台は少し脚色してでもドラマチックな方がいいので、

茶々と三成ができてたってことにしました。

あくまでも創作です。

 

男の示す優しさは、時に女が望むものと違うことがある。

「三成と一緒にいられるならば不幸になってもいい」

と茶々は思った。

三成と一緒にいられることが幸せだったし、離れることが不幸だった。

でも、

「俺といたら彼女は幸せになれない」

と三成は身を引いた。

「だ~か~ら~~~~~(~_~)!!!!」

とむかついてしまう。

「どういうのが幸せかの判断は私がするのに、あんたが勝手に決めるな!」

って茶々は思ったことでしょう。

こういう三成みたいな人って、優しいんだけど不器用だなって思っちゃう。

でも、私はこんな感じの不器用な男の人は嫌いじゃない。

そして、

「どうせ創作なんだし」

って思ったら、石田三成がドンドンいい男の役になってしまいました。

舞台をご覧いただければ分かります。

「うわぁ、本当にこんな人がいたらカッコいいよねぇ」

って感じに仕上がりました(笑)。

それを永田さんが大真面目に演じます。

「よく、まあ、照れずにできるな」

って、私は思ったりしてます。

てか、私が言うなよって感じですが。

 

この舞台の設定として、

茶々は喜怒哀楽のはっきりした、気性の激しい役柄です。

三成は感情を押し殺し、ポーカーフェイスで、いつも冷静って役柄です。

けれども、この二人が引き裂かれるシーンでは、茶々の顔からは表情が消えます。

人は絶望すると表情がなくなるから。

ところが、三成はいつも抑えてた感情がここで溢れ出します。

感情を押し殺し、茶々が秀吉の側室になることが茶々の幸せと思い、

秀吉の元に行くことを望む三成ですが、最後の最後で理性が吹っ飛びます。

「離したくない。あいつの元に行かせたくない」

このシギリージャのラスト以外では、私は表情豊かに演じ、

永田さんはクールに演じますが、このシギリージャのラストでは逆になります。

私がポーカーフェイスで、永田さんが激情。

なんで、こういう設定にしたか。

なぜなら、いつもクールな永田さんのそんな姿を見てみたかったから(笑)。

たっのしみぃ~(^^♪

 

私にその自覚はないのですが、

どうやら私は永田さんに無理難題をいくつも投げかけているそうです。

この前の飲み会で、ご本人が直々に私に文句を言ってました(^▽^;)

でも、無理難題と私は思ってない。

むしろ、逆に、「できる癖に何言っちゃってるの?」くらいに思ってる。

「(できるんだから)いいから、やって」って言ってます。

「大変なんだよ~」みたいなこと言ってますが、私には聞こえません。

そうすると、大変でも頑張って考えてやってくれます。

私は、「ありがとう」って言って、

「じゃ、次はこれ」ってまた新たな無理難題を投げかけるのでした。

ふふふ。

このシギリの三成も、かっこよく演じて下さい。

よろしくね(^^)/

 

 

さて、このシギリージャ、実は今一番ヤバいんじゃないかって思ってます。

私も永田さんも、生徒の方に気を取られてて、二人で全然練習ができてない。

一人ひとりでは練習してたのですが、

パレハなので二人で息を合わせないとならないところも結構ある。

やっぱり一緒の練習が必要です。

最後の10日間は、ギターさんにも来てもらって、集中して頑張ります!

 

永田さんは、まだ少しチケットあるそうです。

元々のノルマも多かった上に、

Los Domingosのメンバーと知り合いが被っているらしく、

のんびりしてたら、その人たちがLos Domingosから

チケットを買っちゃったそうです(≧▽≦)。

話を聞いてると面白いですよ。

永田さんがある方に、

「観に来てよ!」

と話をしたら、

「ドミンゴさんからチケットを買いました(*´▽`*)」

と言われ、

マーシーがまた別の方に、

「観に来て!」

と話をしたら、

「ノブさんからチケットを買いました(*´▽`*)」

と言われたとか、

そんな話があっちからこっちから聞こえてきます。

永田さんはどうも、

ドミンゴ、ミッチー、マーシー当たりに先を越されたようで、

「あいつら仕事早いなぁ(;・∀・)」

と呟いてたそうです。

そんなこんなで、こんな不器用で優しい永田さんから

チケット買ってあげてもいいわよって方がいらっしゃいましたら、

是非お声を掛けてあげて下さい。

または、私に連絡下されば、永田さんからそちらに連絡させます。

 

お問合せは、info@miemoriyama.jp まで。

 

 

 

 

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