土曜日はタブラオの発表会でした

圭子さんは、前回の9月のタブラオの発表会で、
ジャマキさん(男性のプロの踊り手)とパレハ(ペア)で踊りました。
それがソリスタとしての初舞台でした。

その時もグワヒーラを踊りましたが、
今回は、そのグワヒーラをソロ(一人)で踊りました。

10月の公演で、圭子さんはグワヒーラでソリスタを務める為、
それを目指し、レベルアップしたいということで、
今回の舞台にも挑戦しました。

結局、場数を踏まなきゃ、伸びないものもある。
スタジオで100回練習しても得られないものが、
本番の舞台にはあります。





彼女は、フラメンコを始めて4年というキャリアです。
フラメンコのソロを4年で踊るというのは、早い方だと思います。
それも、大人になってから始めた人にとってフラメンコは音楽が難しく、
中々耳が追い付かない。
そんな中、一人で踊りあげたのですから、大したもんです。

最初は音楽を聞くことができずに、
カウントして踊ってるのが分かるような踊りをしていました。
カウントして踊ることもままならない時もありました。

でも、本番に出るとなり、
バックアーティストと合わせをし、
その録音をひたすら聞き、
本番の舞台を踏むことで、フラメンコの音楽に耳が馴染んだようです。

「できないから、やらない」
「できるようになったらやる」

としていたら、いつまで経ってもできるようにならない。

「できないけど、やる!何としてでも、できるようになる!」

と決め、行動に移した圭子さんはできるようになりました。

音楽に反応して踊っているのが分かりました。


特に、そういうのは、ミスをしたところで良く分かります。

音を聞いてない人は、
ミスをしても音とずれたまま、
数えながら、
盲目的に振付を通して踊り続けてしまいます。

彼女、本番でミスをした箇所があったのですが、

「ずれた!」

と分かったようで、すぐに調整し、正しい音のところに戻っていました。


ミスをすることは誰にでもある。
プロでもある。
舞台というのは、ミスをしないことが大事なんじゃない。
ミスをした時に、どう処理をするかが大事です。


『すぐに修正できた』

というのは、


『ミスをしないことよりすごいこと』


それを、若干、4年というキャリアの
大人になってからフラメンコを始めた人が
本番の舞台でやってのけたのだからすごい。


圭子さんは、元々表現するというのは得意な方です。

笑顔を作り、優雅に踊るということは余裕でできるようです。
どうやら、彼女の中には、
「こういう女性になって踊りたい」
というイメージがあるようです。

イメージを持つというのは大切ですね。

そこに、フラメンコ音楽に乗るということを身に付けたら、
向かうところ敵なしです!


これから益々楽しみですね。



前回より今回の方が良かったです。

次回は、今回より良いものを目指して、精進を続けて下さい。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。