そして今日も振付作り

(01)諸々

今日は日曜バタクラスのグワヒーラの振付を考えました。

カンテ・リブレのところは

これまで私が踊ってたままにしました。

その後のファルセータとエスコビージャを

変更しました。

マントンは床に落とさずに、

そのまま持ち続けることにしました。


色々なパターンを思いついては

動画に撮り、

「どれが一番綺麗に見えるかな…」

と試行錯誤しました。

とりあえず、下敷きとなる振りは決めました。

あとは、実際に生徒さんが踊るのを見て微調整します。

今日は1時半くらいから6時半くらいまで

スタジオにずっといて、

最初の1時間位は掃除したり、

片付けしたりしてましたが、

あとは、グワヒーラの振りを作ったり、

マリアに習った振りの練習をしたりしてました。

先週、先々週と体調が悪くて

あまりスタジオで腰を据える時間がなかったので

久々のスタジオ籠りでした。

時間に追われてるとできないことがあります。

ゆったりと贅沢に時間を使わないと

思い浮かばないものもあります。

夜は家で、見逃したマリアのレッスンの動画を見てました。


ソレアのクラスは中上級、

シギリージャは中級、

タンゴは全レベル(要は初級もOK)

という設定になってます。

さすがにソレアは難しい。

音の取り方が難解で、

このレベルになると数えれません。

口三味線でないと踊れません。

ただ、この口三味線は曲者で、

リズム感の優れた人はそのまま覚えて、

そのまま踊れるようなのですが、

凡人がそれをやるとコンパスを外す可能性は大。

家で動画を見て覚えたパソは、

スタジオに行って、

必ず、メトロノームやソロコンパスを使って、

コンパスを外してないか確認します。


天才にしか教えられない領域はあるのですが、

凡人は天才に教わったものを

凡人なりのやり方でも練習せねばなりません。

天才と同じやり方でやったら

凡人には形にできないこともあります。

何故なら、天才は感覚が優れてるので

感覚的に把握したものを

感覚だけでアウトプットできる。

でも、凡人の感覚はそんなに優れていません。

感覚だけを頼りにするのは危険です。

凡人は頭で理解できなきゃダメです。

でないと、必ずコンパスを外します。

凡人は頭を使って

1時間も2時間もかけて練習します。

私はフラメンコを始めた頃、

私の周りの天才がいとも簡単にパソを理解し、

すすいとやってのけるのを見て、

「次回までには追い付くぞ」

と家で何時間も復習しました。

スタジオでレッスンを受けただけで

できてしまうレベルの人たちに

遅れを取りたくなければ、

1週間の間に練習するしかない。


思えば、そんなことを20年も繰り返してます。

悔しい想いを沢山してきましたが、

でも、凡人で良かったんだと思ってます。

だって、できないものをできるようになろうと

必死になるのって、楽しいことじゃないですか。

できなかったことができるようになるのって

ものすごく楽しいことじゃないですか。

簡単にできるものなんて、すぐに飽きる。

マリアのソレア のパソは

(実際にはカーニャ、ロマンセ、ソレア・ポル・ブレリア)

やたらと難解で

何が何だか分かりません。

でも、分かるようになりたい。

明日もスタジオに行って、これを練習しようと思いました。


そして、明日の夜はソロ練習会があります。

4人の生徒さんがギターさんとの合わせをします。

一人で踊る練習をしないと

中々ソロは踊れるようになりません。

劇場で群舞で踊るのは楽しいけれども、

ソロで踊るのは、

フラメンコの醍醐味だと私は思ってます。

ソロを踊らないと見えてこないものもあります。

フラメンコを始めたからには

是非ソロを目指してみて下さい。

すごく楽しいです。


ソロを踊ったことのある人も、

新しい振りをものにする為には、

バックアーティストとの練習はした方がいい。

ソロで踊れたからゴールじゃない。

何度も何度も繰り返しても、

毎回、新しい発見があるのだから、

フラメンコは奥が深いと

つくづく思います。

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