(クルシージョ)三枝雄輔による「踊る人の後ろで叩く実践パルマクラス」

(06)クルシージョ

日本のパルメーロの第一人者である
三枝雄輔さんを講師に招き、
実践のパルマクラス(クルシージョ)を開講いたします。



タブラオ出演は、ソロで踊れるだけじゃダメで、
他の人が踊っている時に、
後ろでパルマを叩けないとならない。
そして、パルマを叩くだけじゃなく
ハレオをかけて盛り上げたり、
前で踊ってる人の踊りが良いものになるように尽力します。
タブラオ出演って、
踊る以上にパルメーロとしての責任が重い。

でも、踊りはレッスンで習うけど、パルマは中々習わない。
『習うより慣れろ』でタブラオに出ちゃったりする。
ああ、怖い、怖い。

パルマを楽器として叩くだけのクラスは割とあるけど、
本当に私たちバイレが勉強したいのは、
踊る人の後ろでパルマを叩く実践的なこと。
それができないと、
前で踊ってる人に迷惑をかけることになる。
その人の踊りを盛り上げる程のことができないまでも、
せめて、邪魔にならないように、
せめて迷惑かけないよう、
それ位はできるようになってからじゃないと、
本来、タブラオってのは
出れないものなんじゃないかと思う。

「タブラオに出て、涙目でエアーパルマするのではなく、
その前に、スタジオでレッスンしましょ!」
ということで、このレッスンを開催することにしました。

どうせやるなら、
パルメーロの第一人者に頼んだ方がいいと思い、
三枝雄輔さんにお願いすることにしました。
すごい理論的で、頭のいい方なので説明も上手。
生徒さんたち、感覚的に分かるだけではなく、
きちんと頭で理解できるようになると思います。

日時:3月26日(土)11:45~12:15
場所:大スタジオ

ギターは尾藤大介さんが来てくれます。
カンテは雄輔さんがパルマを教えながら歌ってくれます。
バイレは私が務めます。

この企画は、土曜(上級)クラスの生徒さんたちと
話をしている時に浮上し、具体化することになりました。
上級クラスの生徒さんたちなので、
既にタブラオで踊ったことがある人もいるし、
「いつか!」って人もいる。

ということで、初回は上級生が参加します。
で、募集前に上級生だけで定員となってしまいました。

タブラオに出ると、
ソレア系、アレグリアス系のような12拍子、
タラント、ティエントのようなタンゴ系、
変則5拍子と言われるシギリージャ系、
パルメーロは色々な曲に対応せねばなりません。
それぞれについて、教わった方がいい。

実践で叩くだけじゃなく理論もきちんと終わった方がいい。
てか、理論が分からなきゃ闇雲に叩くことになって、
それじゃ成り立たない。
どういうところを注意しながらパルマを叩いているのかとか、
話をしてもらいたい。

となると、多分、1回じゃ終わらない気がします。
気長に、ちょっとずつやっていけたらと思います。

また、タブラオに出たい人に限らず、
上級生でなくても、
下級生も本当はパルマが叩けるといい。
パルマが叩けるようになると、
踊りが変わると言われてます。
なので、下級生向けのクラスも
開講できたらいいなって思ってます。
だから、もう満員になっちゃったけど、
「こういうレッスンをうちの教室ではやってるよ!」
という情報共有として、ここに掲載しました。

上級生たち、超大喜び!
「涙目でエアパルマしないで済むようになりたい!」
と夢を語ってくれました(≧▽≦)
知らない人だらけの舞台に出てって、
涙目になるような事態はキツイ。
いつもの仲間同士でレッスン受けて、練習して、
ある程度のことができるようになってからにしましょうね!

下級生の方々も、その内、企画して案内するので、
是非楽しみにしてて下さいね!

フラメンコの踊りって、
『急がば回れ』で色々なことを試していると、
自然と上手くなってたりします。

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