あと３日

公演まであと３日。

今までの公演・発表会の中で、一番落ち着いています。

それというのも、舞踊団の方々が事務作業をかなり負担してくれていているお陰です。
それと、元生徒さんで小回りの利く子（根津ちゃん）が秘書としてきてくれているお陰です。
皆、ありがとう。
そのお陰で、私は今日も練習ができました。
やっと、自分の踊りに気持ちを持って行けるようになりました。

私は、アレグリアス・デ・コルドバ、タラント、シギリージャ、ソレアを踊るのですが、もうソレアしかやってない。
それも、エスコビージャとブレリアのところだけ。
雄輔さんから振り移ししてもらったパソが、未だに私の身体に馴染んでいません。
でも、雄輔さんと二人で踊るとどうにかなるの。
彼が音を出してくれるから。
生徒たちの群舞と同じね。
一人では踊れないけど、踊れる人と踊れば、間違いながらも何とか踊り切れる。
でも、それで良しとしちゃうのは、あまりにも残念。

もしかしたら、結果的にはそうなっちゃうかもしれないけど、だからと言って、今の時点でそれで良しとしちゃうのは違うでしょ。
最後の最後まで諦めず、一人でも踊れるようになりたい。

おんぶに抱っこじゃなければ踊れない人と一緒に踊る人は大変だ。
いくら仕事とは言え、かなりの負担を強いられるから、きついと思う。
そんなのではなく、二人で楽しく踊れるようになりたい。

人生もフラメンコも同じね。
自立した者同士じゃないと作れないものがある。
どちらかの依存心が強いと、依存された側が潰れ、共倒れになってしまう。
いくら雄輔さんのパソだと言ったって、彼だって人気だから間違えることはある。
その時に、私も彼を支えられるくらい、踊れるようになりたい。
あと３日あるから、まだまだやれる！
やりますよ！

一人でも踊れる者同士が踊る群舞、パレハはきっといいものになる。

こうやって、「できない、できない」とぼやきながらも頑張れる時が、私は好きです。