己を知る

(01)諸々

前置き

突然ですが、パーソナルカラー診断ってご存知ですか?

その人の元々持つ肌の色、髪の色、目の色などから、似あう色があります。
それを系統だって4タイプに分類したものです。
それぞれのタイプには名前がついてて、春夏秋冬で表しています。
私は以前、専門の方に診断してもらったことがあります。

まずは、肌の色が「イエローベース」か「ブルーベース」で分けられます。
黄みがかった肌のイエローベースが春と秋タイプ。
青みがかった肌のブルーベースが夏と冬タイプ。

診断を受けた結果、私はブルーベースだということが判明しました。
となると、夏か冬になります。

夏と冬の違いは、ほわんとした色が合うのが夏で、シャープな色が合うのが冬とのことです。
で、診断の結果、私は夏タイプと判明。

たかが色、されど色

自分のタイプに合った色を顔の周りに持ってきた時に、その人の顔色は映え、血色良く感じられ、故に若々しく健康的に見えます。
逆に、その人にとっての真逆のタイプの色が顔の周りにあると、とても血色悪く見え、疲れて見えて、老けて見えます。
色、恐るべし!

私にとっての真逆は秋タイプ。
いわゆる、カーキー色。
それが私は似合わないだけでなく、秋タイプの色を顔周りに持ってくると素敵から遠ざかります。

夏タイプが似合う色は、水色、ラベンダー、明るいネイビー、オフホワイト、ベビーピンクなど、爽やかで涼しげな色が得意だそうです。

色って面白い。
例えば、緑であったとしても、その人に似合う緑もあれば、似合わない緑もある。

だから、秋タイプの素敵な人がいて、その人みたいになりたいとそっくりそのまんま同じ格好をしてみても、私の場合、全然素敵になれない。

素敵な人の真似をしたってダメ。

自分にとって似合うものを知り、自分らしくいるのが一番素敵に近付けます。

ここからが本題!

さて、前置きはこの位にして、色の話は例え話でした。

その人に似合う色があるように、その他にもその人に合うもの、合わないものが世の中には沢山ありますね。

フラメンコの踊りであれば、振付だったり、ヌメロ(曲種)だったり、エスティ―ロ(踊りのタイプ)だったり、小物あるなしだったり。

今日のエンサージョで、私、改めて、

「自分に似合うものをやるのがいい」

と思う出来事がありました。

「自分らしくいられるものを踊った方がいい」と自分でもそれを意識的に気を付けてた筈なのに、また危うく迷走しかけた瞬間がありました。
それを雄輔さんにストップかけてもらえ、一命をとりとめました(^-^;
雄輔さん、ありがとう( ;∀;)

私が見て、「素敵!」って思う人の真似をしたところで、私にとって似合うとも限らず、素敵であれる筈もない。
でも、自分の中の「こんな私じゃダメだ」という劣等感で胸のうちがざわめき立ち、できないダメな自分をどうにかしようとしてしまいます。

要は、似合わないものに手を出そうとしてしまいました。

色で例えて言うならば、ドーランを塗りたくって自分の肌の色を変え、カラーリングして髪の色を変え、カラコンで目の色を変え、秋色の服を着ようとしていた。

でも、ダメな自分をどうにかしようとしたって劣等感は消えてなくならない。
何やったって、元からそれが似合う人には敵わないし、その人のようにはできない。

そうじゃなくて、無理しないでもできて、自分らしくいられる得意なのを楽しくやれるのがいい。

色で例えて言うならば、ナチュラルメイクで素肌を活かし、髪の毛も染めず、目の色も持って生まれたもので、夏色の服を着ればいい。

他人に対しては、「あなたにはこういう良い所があるから、そこを活かしたらいい」ってのを見えるのですが、自分のことだと客観性に欠ける為、見失いがち。

なので、「自分に合ったのをやった方がいい」と道を踏み外しそうになってたところをストップかけてもらえて、助かったし、嬉しかったです。

雄輔さんもそうだし、エミリオもそうだし、ダメ出しをしてくれる人が側にいること、ダメ出しをしてもらえる時間を持てること。
とても有難いこと。

生徒さんの場合

まだそれ程、色々なのに取り組んでいない方に関しては、とりあえず、似合う、似合わないとか考えずに、色々と試したらいいと思います。

カラー診断も、最初から「夏が合いそう」って狙いを定め、夏しか試さなかった訳じゃない。
春、夏、秋、冬、全部の色を試し、夏が似合うというのが判明しました。
色々試し、似合わないものが分かってくるからこそ、似合うものも分かってくる。

既に、色々なのに取り組んだ人は、ソロで踊る際は自分に似合う曲、似合うものはどういうのか探してみたらいいかと思います。

私はヌメロは、「これっ!」てのがないのですが、ただ、バタやマントンを使って踊るのは、こう言っては何ですが、そんなに苦労なく、自然に、楽に踊れて、楽しめるので、多分自分らしくいられるのではないかと思います。
むしろ、ない方が間が持たないし、難しい。
それは初めてバタやマントンを習った時からでした。

自分らしさを探すことに時間を使う

自分以外の素敵な誰かを見て、その人の真似をしたくなる気持ちが私には根強くあります。
それは隠したいけど隠しきれない劣等感ゆえ。
元々の自分じゃダメだと強く思う自己否定。
でも、自分以外の誰かの真似をするよりも、自分らしくいられるのが一番素敵に見える筈。
だから、自分以外の誰かの真似に時間を費やすよりも、自分らしさを探求することに時間を使おうと思う今日この頃です。

その上で、今日のエンサージョで踊ったカーニャを作り、少しずつ磨いていけたらって思ってます。

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