上手くなる生徒さんたちの特徴(その2)

(01)諸々

「身体能力の高い人が上手くなります」「若い子は上達が早いです」「音楽やってた人はフラメンコは習得しやすいようです」「バレエで踊る身体ができてる人はすぐに上手くなります」
というようなありきたりなことは言うまでもないので、それらは敢えてお伝えしません。

そうじゃなく、ちょっと心掛けを変えるだけで、『今の自分より上達の早い人』になれるであろうポイントをお伝えしていきたいと思います!

説明(話)を聞く

当たり前っちゃー、当たりまえだし、「ちゃんと聞いてるよ」って殆どの人が思ってると思います。

ただ、生徒は先生の方を見ていて、先生は生徒の方を見ています。

「ちゃんと聞いてる生徒」
「ちゃんと聞いてない生徒」
というのは、先生側から見て、割と一目瞭然なものです。

例えば、女同士でカフェとか居酒屋とかに行って、おしゃべりに花を咲かせるってことはよくありますね。
終着点を目指すことなく話が脱線しまくり、オチのない話を延々とするってのは、女同士なら普通ですね。

これ、男性は聞いてるのがキツイみたいですね。
女同士だと楽しいけど、男性にはクソツマラナイみたいですね。
脳みそが違うんですね。

さて、そんなおしゃべりをしてる際に、
『自分がしゃべってる時に相手の子が、自分の話を聞いてくれているようでいて聞いてなくて、上の空で、次に自分がしゃべることを頭の中で考えちゃってる』
ってのは、割とよくありますよね。
で、やってる本人はばれてないと思ってるかもしれないけど、
「あ、ちゃんと聞いてないな」ってのは、実は誰でも分かりますよね。

これです。

話を聞いているようでいて、聞いてなくて、自分の頭の中で次のことを考えている。

これです。

5秒前に先生が話したことを自分の頭の中で膨らませ、そっちのことを考えてしまって、たった今、先生が話していることに関しては心がお留守になってる。
そんな聞き方、そんな状態。

これです。

要は、今現在の説明に対し、生徒の方で閉店のシャッターが下りてしまった状態。

これをやる生徒はそこそこいます。

でも、これをやると、説明を聞き洩らしますよね。

説明に対し、自分の頭の中で考え消化するってのは後からできるので、説明をされている時にはとりあえず、全部、ちゃんと説明を聞いた方がいいかと思います。
そうじゃないと、説明の一部を聞き逃します。


参考書に例えると、1ページ目から最終ページまでちゃんと全部読む。
途中のページが破られていて、読めないところがあったら、その箇所は勉強できないですよね。
自分で途中ページを破らないこと。

まずは、説明を全部受け取る。

指示と何か違ったことをする人の多くはこういう状態にあるようにお見受けします。
違ったことをしちゃうので、当然ながら上達からは遠回りになります。

説明を全部受け取る。

たったそれだけのこと、ちょっと注意してみてください。
今より多くのことを吸収できるようになると思います。

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