カンタオールの競演

(01)諸々

昨日はプリメラギター社が企画したフラメンコ魂2023~カンタオールの競演~を見に、新宿まで行ってきました。

42人のカンテさん、1人のルンベーラの熱演をとっても楽しみました。
「フラメンコはカンテ」って本当にそうだと思いました。
カンテ、大好きです。
5時間の長丁場でしたが、あっという間に終わっちゃった感じでした。
心が洗われました。

さて、会場となった新宿労災ホールの客席数は約570席。
平日の17時開演にも関わらず、開演でほぼ満席でした。

というのも、会場にはフラメンコ界でプロで活動している人があっちにもこっちにも。
企業にお勤めの人たちじゃなければ、その時間でもOK。

私も、1m歩けば知り合いから声を掛けられ、中々前に進めないって程、あっちもこっちも知り合いだらけでした。
私はこの世界に入ってまだ13年という若輩ですが、それでもこういうフラメンコの催しものに行けば大勢の知り合いに会うということは、それなりの年月を過ごしてきたんだなぁって感じました。

そして舞台の上の出演者(カンテさん)のうち約半数の23人とは実際にお仕事したことのある方々で、楽屋で一緒になって話したことあるとか、旧エスペランサのカウンター(この業界の人のたまり場)で田代さんと一緒に皆で飲んでおしゃべりしたことがある人とかも含めると、4分の3くらいは知り合いでした。
それぞれの方が舞台に出てくると、それぞれの人との舞台だったり、お話した時のことを思い出されました。

自分の方にばっか話を持ってってなんですが、これだけ大勢の人を知ってるってことは、私、この12年、壁にぶつかったり、ハードルをなぎ倒し、弁慶の泣き所にあざをいっぱい作りながら、動いてたんだな~って思いました。
失敗を恐れて行動しないと何も残らない。
ただ時間だけが過ぎていく。
でも、失敗してでも行動してると、それなりに何かが残る。
人との繋がりが一番の宝であり、活動の成果。
それが自分の居場所となる。
自分の居場所は、自分で動かなきゃ作れない。
逆に、居場所は作ろうと思わないでも、動いてさえいれば作られていくもんですね。

さて、舞台を見ていて思ったのは、ギターでも、カンテでも、バイレでも、やはり表に頻繁に出ている人たちの芸は優れていると思いました。
要は、舞台に出続けてる人はすごかったってこと。
舞台に頻繁に出れば、失敗もあるでしょう。
調子の悪い時もあるでしょうし、思ったようにできないこともあるでしょう。
「1つの舞台にのみ集中!」ってことができないだろうけど、1つ1つの舞台の上で磨かれていくので、1つの舞台に無理に集中しないでも、優れたパフォーマンスを出し続けることができるんだなって思いました。
ちょっと舞台から離れると、どうしても色々落ちる気がします。
その人なりのペースはありますが、本番から離れると、いくら練習を積み重ねても防げないものもある。
てか、本番から離れると練習もしなくなるのかもしれないですね。
その人のペースを乱す程にやる必要はないですが、程々に本番の機会は入れておいた方がいいと思ったりしました。

私は、今年は4月に生徒ライブがあり、6月に教室発表会があり、7月に野音があり、10月にも一つ舞台が決まってます。
例年に比べればペースダウンしてますが、いいペースで本番が入ってます。
でも、あと一つくらいは年末か年始には入れたいかなぁ。

ということで、話は逸れましたが、昨日はとっても楽しい舞台でした。


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