皆で作った発表会でした

『側近』『右腕』『付き人』を作らない

これまでの私のポリシーとして、教室内の生徒さんのうち特定の人を『側近』『右腕』『付き人』にしないってのがあります。

イメージとしては、先生が旦那さんで、生徒のうち1人が女房のような感じになり、先生の横に張り付いてる感じの人です。

何となく分かる?
フラメンコに限らず、お教室によってはそういう人、いない?
何となくの印象で、男性の先生のとこに多いかな。

気が合って、気が利いて、気楽な人を1人側に置き、生徒が先生には直接聞くのは遠慮しちゃうような、細々としたことや手間がかかるような面倒なことを、直接先生にではなくその人を間に挟んで、その人から先生に伝えてもらえたら、確かに先生は楽だと思います。

でも、私は生徒の中から一人選んでそういう立場の人を作ろうとは思ってません。
なぜなら私が生徒の立場で教室に通っていたら、そういう人がいるの、ちょっと嫌だなって感じがするから。
私だけじゃなく、他の生徒からも煙たがられるのは想像に容易い。
誰か特定の一人だけを側に置くメリットとデメリットを比べ、デメリットの方が遥かに大きい。

※ちゃんと仕事として賃金を払って雇ってる秘書・事務員さんって立場の人は別です。
それは仕事だから。

持ち回り

でも、イベントがある度に、やはり生徒の中でリーダとなる人は必要になります。

その人と私とで話合いをし、それをその人から出演する生徒全員に伝えてもらったり、生徒内で役割分担を決めてもらったりって必要が出てきます。

でも、そのリーダをいつも同じ特定の人に決めてしまいたくない。

ということで、イベントがある度にリーダは変わります。

中堅の生徒がリーダとなる

さて、リーダですが、長くいる先輩たちに頼めば簡単なんです。

色々なことを知ってるし、先輩から後輩に物を言う方が無難だし。

でも、私、敢えてリーダは、長くいる上級クラスの生徒ではなく、かといって右も左も分からない入門の生徒ではなく、1度は発表会を経験したことのある初級クラス、初中級クラスの中堅の生徒さんに頼むようにしています。

どうしても火急の用の時や緊急時等など、スピードが命のとっておきの時は上級生に頼みますが、いつでもそんな時ばかりじゃない。
なので、通常運転の時は、上級生にはリーダの相談役って立場で絡んでもらいます。

今回はMさんに白羽の矢を当て、リーダをお願いしました。
幹事長です。

初級クラスの生徒さんに頼むとは言っても、誰でもいい訳じゃない。
その特性に合った人にお願いするようにはしてます。

かたせ梨乃に似たMさん、ゲッチュー!

今回の発表会、全てのことが滞りなく、そして皆で協力し合い、仲良くやれたのは、Mさんのご尽力のお陰です。

どうもありがとうございましたm(__)m

中堅の生徒さんが活躍します

中堅の生徒さんをリーダに置くので、当然ながらリーダが分担を頼む先は同じ中堅どころの生徒さんたちになります。

これがいいんです。

いつでも上級生があれやこれややるのではなく、下級生も巻き込んでのイベント準備ってのがいいんです。

人によっては、あれやこれややるのは時間もないし、そもそもそういうのは面倒だしって人もいます。

そういう人にとっては、全部上級生がやってくれれば助かります。

でも、人によっては、あれやこれややるのが好きな人もいます。

そういう役割があることで活躍の場ができ、教室内で居場所・ポジションができることもあります。

何かクラスメイトと遂行することで、親睦が深まることもあります。

上級生は下級生のやることに首を突っ込むことは簡単ですが、下級生から上級生ってのは難しい。

上から下は声を掛けやすいけど、逆は難しい。

だから、下級生がリーダとなることで、下級生も上級生も巻き込んで、教室内の皆で発表会を作ることが可能になります。

そして、こういう時の役割って、自然にあれやこれややるのが得意な人たちはあれやこれやとやってくれて、そういうのが苦手な人は、何もやらずにひっそりしてるもんです。

人それぞれ特性が違うので、だから世の中が上手く回るようにできています。

苦手なことを無理にやる必要ない。

皆、得意なことをやったらいい。

神様はそうやって人間をお作りになった。

幹事長補佐=打ち上げ幹事さん

幹事長の瑞枝さんから打ち上げ幹事を任されたのは、やはり同じクラスのYちゃんでした。

いわゆる、幹事長補佐。

Yちゃん、終演後の興奮冷めやらぬ中、皆がビールだサワーだとハイテンションで酔いしれている横で、打ち上げ会場に遅れてくる人の誘導をすべくお店の前に立っててくれたり、追加の飲食の注文に奔走してくれたりと、兎に角、頑張ってくれました。

みえ教室の白雪姫ことYちゃん、どうもありがとうございました!

幹事長補佐=お化粧関係の幹事さん

何かのプロジェクトを遂行する際にはプロジェクト・マネージャーがスケジュールを立てます。

その際、携わる人数が多い場合は、少ない場合に比べ、多めに時間を取ります。

携わる人数が多いプロジェクトというのは、その分だけ時間がかかるものだからです。

例えば、アルハムブラから打ち上げ会場までの移動を例に取ると、打ち上げに参加するのが3人だけだとしたら、すんなりあっさり済みます。
さくっと皆で集まって移動できます。
3分で済みます。
でも、それが10人、15人となると、移動するのにも何となくダラダラ歩いたり、皆が揃わなかったりで、最初にアルハムブラを出発した人から最後に打ち上げ会場に到着した人の所要時間は30分、1時間かかったりします。

人数が多いからこそ、大きなプロジェクトを遂行できるのですが、携わる人の多い大きなプロジェクトはその分だけ余裕ある時間が必要となります。

日曜日の発表会、出演生徒が14人。
まだ発表会慣れしてない生徒さんもいるし、アルハムブラが初の生徒さんもいます。

アルハムブラの楽屋は狭くはないのですが、14人の生徒と私とはるなちゃんの16人で使うには狭い。

そして、そんな狭いところで不慣れな人たちが、30分~1時間で化粧を済ませ、髪を作り、衣装を綺麗に着こなさないとならないとなるとちょっと大変。

それに気付いた上級生が、すかさず近くのカラオケボックスを事前に予約し、出演生徒たちに伝令を出し、楽屋入りの15:30より2時間前からそのカラオケボックスに皆が順次集まり、化粧をしました。

このアクションはすごく良かったですね。

時間に余裕があるから落ち着いていられました。

16:00ちょっと過ぎにゲネプロが始まる時には、皆、本番さながらの格好でスタンバイできました。

プロの人たちはゲネプロでは衣装を着用しない人も多くいます。

ゲネが終わった後、開演までの1時間もあれば準備は終わっちゃうからです。

でも、それを不慣れな生徒にやらせるのは、私はちょっと怖い。

間に合わないリスクがある。

そして、バタバタするのは好ましくない。

落ち着きを失い、気が散ってたら、いい踊りができない。

特別な日なんだから、1時間、2時間くらい早めに家を出て、ゆっくり落ち着いて準備をしたらいい。

この件に関しては、Aちゃんが奔走してくれました。

自分の準備だけでも大変な中、カラオケボックスの予約や対応、そして下級生のお化粧や衣装の着付け等、お手伝いしてくれました。

もちろん、Aちゃんだけじゃなく、他の上級生もお手伝いしてくれました。

今回は出演せず、お客さんとして来てた上級生の中には、少し早めに来てお手伝いしてくれた人もいました。

Aちゃんを始め、この件に携わってくれた皆さん、どうもありがとうございました。

お陰で、皆がガチャガチャ、ワシャワシャすることなく、それが舞台の上の良いパフォーマンスにもつながったと思います。

映像係

今回はフラメンコの撮影を得意とするプロの職人さんに依頼することなく、「プロではないけど、そういうの得意」というご家族等にお願いし、身内でやりくりしました。

映像に関しては、Mちゃんが手配してくれました。
Mちゃん&Mちゃんのご家族の方、どうもありがとうございました!

写真係

そして、映像と同じく写真も生徒さんのご家族が撮影してくださいました。

写真係の手配は、Rさん。

Rさん&Rさんのご家族の方、
プロと遜色のない、とっても素敵な写真をこんなに撮ってくださって、本当にどうもありがとうございました!

ドミンゴ係

なんとドミンゴ係もいた!

私がドミに連絡を取ったり、指示を出したりだと大変なので、私とドミの間に入ってくれてた生徒さんがいました(≧▽≦)
ほら、ドミンゴ、目を離すとすぐどっか行っちゃうから。
Yちゃん、サンキュー!

ちなみに、エミリオ係、雄輔さん係も付けようと試みたのですが、荷が重いってことで辞退されてしまいました。
仕方ないので、エミリオ係、雄輔さん係、そしても、はるなちゃん係は私でした。
でも、ある意味、エミリオ係は雄輔さんでした。
エミリオとマヌエルがいる時には、雄輔さんは必ずいて欲しい人です。
じゃないと、私がヘトヘトになります(^-^;

発表会に参加した全ての生徒さんに

そして、ここに名前の挙がった生徒さんだけではなく、参加した生徒さん全員が発表会というプロジェクトを成功させるべく、力を出し合い、頑張ってくれました。

今回は有志だけの発表会ということで、教室の半分くらいの生徒さんしか出ませんでした。

そして、テアトロの発表会に比べ、タブラオは日々フラメンコショーを行ってるところだけに色々なものが揃っていて、準備の手間も少なくて済みます。

うちの教室のイベントの中では、比較的こじんまりとしたものではありました。

そうは言っても、14人の生徒が出たのでそれなりの規模ではあったと思います。

楽にできるとは言っても、事前準備はそれなりにあったと思います。

そういったことは、先生一人ではどうしても対応しきれません。

いつも生徒さんたちに助けて頂いています。

皆、いつもありがとう!!!!

皆のお陰で、大成功となった発表会でした。

また次もよろしくお願いいたします!

※踊りに関しては、また別の投稿で!

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