第9回 舞踊団公演 終了いたしました

無事に終えることができました。

昨日は、第9回森山みえフラメンコ舞踊団公演『紫のゆかり物語』を上演いたしました。
夜の部は満席、昼の部も蓋を開けてみたら会場の約8割がお客様で埋まる程の大盛会となりました。
雨の降る足元が悪い中、会場まで足をお運びくださいました皆様、どうもありがとうございました。
心からお礼申し上げます。

私共を応援してくださった皆様、支えてくださった皆様がいたからこそ、無事に終えることができました。

 ご縁

『袖すり合うも他生の縁』というように、どんな出会いも偶然ではなく宿命なのだと思いますが、縁が繋がっても、すぐに切れてしまい、繋がらないことは多々あります。
そんな中で、本番までの過程で苦楽を共にし、晴れの日も共に過ごすことができた人たちというのは、縁が深いのだろうとしみじみ思います。
切れることなく繋がっていてくださった出演者、そして、裏方スタッフの全ての方々に、感謝いたします。
舞台まで共に駆け抜けることができるのは当たり前のことではないと、毎回思わされます。

 手が掛る子ほど可愛い

舞踊団メンバーとして参加してくれた人たちは、皆、声を揃えて言います。
「皆で支え合って、助け合って、協力し合って、舞台は作られる」と。

下級生だけじゃないです。新規メンバーだけじゃないです。
上級生も古参メンバーも同じことを言います。
そして、私もそう言います。
舞台が終わると、
「寂しい」
と多くの舞踊団メンバーは言います。
ホッと一安心もあるけど、毎週会ってた人たちと会えなくなる一抹の寂しさ。

舞踊団メンバーは、
「迷惑ばかりかけて、すみませんでした」
と多くの人が言います。
言わないでも内心は思ってる人は多い気がします。
でも、手がかかるから可愛いのです。

手がかかってる真っ只中の時には、
「んもぅ!!!」
となることもありますが、本番の舞台が終わると、それはご和算になります。
本番の舞台にはそれだけの威力がある。

手がかかって、
「んもぅ!!!」
となったことも思い出。
そして、それがあったからこそ、本番の舞台で踊るその子たちを舞台袖で見た時の感動は言葉になりません。

「できるようにしてあげたい」
「舞台で素敵に踊れるようにしてあげたい」
という想いから厳しい指導になることも多々あります。
もちろん、私が言ったことをできるようなろうと、舞踊団員は必死に頑張ります。
必死に頑張ってもできないことは残ります。
すると、また厳しく指導されます。
それで更に必死に頑張ります。
でも、できないことは未だ未だ残る。
それどころか、ステップアップしたからこその新たな課題も言われたりして、常にできない自分と向き合うことになります。
だから、完成形として舞台に乗ることはありません。
常に、途中経過として舞台に乗ることになります。
舞踊団員たちは、期待に添えなかったのではないかと懸念が残ります。
でも、それは私も同じです。私だけでなく、私が師と仰ぐ方々もです。
誰もが、芸を続ける限り、完成することはないんです。
常に、進化しようと精進し続けています。
それに、先生に言われた通りにできないことがあるなんてことは、生徒よりも私の方が良く知っています。
何事もできるようになるには時間がかかるのです。努力も必要です。途中経過としてでも、舞台に乗り、無事に終えられたのであれば、それでいいのです。
舞台に上げれるレベルに至ってない場合は、私は途中で降板させます。
舞台に出るってそういうものだと思ってるから。
私が降板させず、本番の舞台を踏ませたのであれば、それでいいのです。
皆、自分へのダメ出しは上手い。
叱ることも、自己嫌悪に陥ることも上手い。
でも、よく頑張った自分を認めること、褒めてあげることは上手くない。
でも、今日くらいは、失敗したところや上手くできないかったところより、上手く行ったところに目を向け、自分を褒めてあげて欲しいと思います。

皆、良く頑張りました。

お稽古の最後の方から本番に向けて、私は何度も感動で胸がいっぱいになりました。
皆、美しいと思いました。

 何が何でもやるんだという折れずに真っ直ぐ前を見る強い心

舞台というのは、面白くも難しいもので、稽古場で上手くできても、舞台で上手くできるとは限りません。
そして、その逆も然り。
本番の舞台でパフォーマンスに大きく影響するのは、『心』です。「何が何でもやるんだ!」という気合い、気迫に勝るものはない。
どんなに上手くても、心が弱かったり、頑張ることができなかったり、頑張る前に諦めちゃうようであれば、その持っている技術力は宝の持ち腐れ。
持ってないのと同じです。
そこまで上手くなくても、折れずに頑張れる強い心を持った人は、続けていくことができるので、上手くなります。
人は逆境にいる時の方が磨かれ、成長する。それを続けるのだから、上手くならない筈がない。


 次回(仮)

昨日終わったばかりなのですが、次回はどうしようかというのが、いくつか決まってます。
もちろん、確定ではありませんが、仮で決まってます。
口約束ではありますが、頭に描けないことは現実化しないので、頭に描けているなら現実化すると思ってます。

ミュージシャン

ミュージシャンは、昨日、「お疲れー」って言った際に、「次回もよろしくね」と伝えたら、「喜んで!」「光栄です!」と言ってたので、今回の3人で決まりです。

カンテはマヌエルとダニエル、ギターはエミリオ。

社交辞令じゃないのよ。私は本気で言ったのよ(≧▽≦)
ダニエルは、次回も役者もやってもらおうと思ってます。

バイラオール(ラ)兼役者

永田健さん。
中尾真澄さん。

その時になってみないと、都合とかは分からないでしょうが、私の中では、「離しませんよ!」とがっちり握った状態でいます。
踊りも上手で、お芝居も上手で、美しく(かっこよく)。そんな人たちを離す訳ないじゃないですか照れ

時期

一応、1年から1年半に1回という頻度で作っているので、次回は2027年1月~2月頃を考えています。

外部からも登用

今回同様に、私の教室に通ってきてくれている生徒に限らず、外部からも登用したいと考えています。
既に3~4人は目星がついてて、声を掛ける気でいます。
てか、2人には、既に、「次は出てよー!」と話しちゃってます。

目標3公演

今回は昼と夜の2公演でした。次回は、できたら3公演やりたい。
そのうち1つは、発表会として同じ内容のものをやりたい。
そうしたら、下級生も気軽に参加できるようになるかな?と思ってます。
これは、本当に具現化できるかどうかは、現実的に動いてみないと分かりません。
人員的にも、予算的にも、そして、体力的にもできるのだろうか…という懸念しかありません。
でも、何とかなる気がしています。
というより、何とかしようと思ってます。
やってやれなくない。
ということで、未来に夢を馳せたところでこの辺で締めさせていただきたいと思います。

細かいことは、思い出す度にまたブログに書いていこうと思います。
皆様、どうもありがとうございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。