クルシージョ③

(07)スペイン

後期も同じくマリアのクラスを受けます。
次は初級だし、2週目なので、もっと細かいところまで盗んでこれると思います。

中級シギリージャのクラスを受けてて、マリアは指先から足の爪先まで、きちんと意識して丁寧に踊ってることに気づいた。

肉体をいっぱいに使って踊るバイラリンでなくても、やはり、プロは身体の末端にまで神経が行き届いている。それは、どのエスティーロでも同じ。

見た目の派手な身体使いではなく、そういったところを注意して盗んでこようと思います。

 

クルシージョなので、色々な先生に習い、良いところを美味しいとこどり❤ってのは、別に変じゃない。
ただ、美味しいとこ取りしようとするほど、美味しいとこどりができないのは世の常だ。
私は同じ時期に、あっちの先生、こっちの先生ってのは好きじゃない。
私には、そのやり方は合わない。
結局、どっちも中途半端に終わる。
片方はクルシージョで、中途半端で終わっても何か1つでも得るものがあれば、と受ける。
もう1つは、中長期で本腰を入れ、その先生の骨の髄まで真似するつもりで取り組む、ってのならいい。
けれども、あれも、これもは、結局、何も得ないで終わる。

 

 

珍しいことに、マリアが前期も後期もクラスを持つと知り、迷わず、2つのクラスを受けることに決めた。
マリアは、3年前にヘレスに来た時にレッスンを取った先生で、私には、こういう先生は合うと直感した。
踊りではなく、元々の気性じゃないかと思うのだけど、何か近いものを感じる。
初級とか、中級とかは関係ない。
むしろ、下のレベルも上のレベルも受ければ、より見えてくるものもある。

彼女にずっと習い続けることはできないのだけど、たった二週間だけど、マリアに集中してきます。

 

ちなみに、マリアは、自分でも言ってたけど、あまり女らしく踊るは方ではない。男の人のように、無駄に動かない。
だから、クラスには男子生徒がいつでもいる。
私もマリアも女の肉体を持っているので、しなを作って女女しないでも女に見える。
踊りで、あまりにも、うっふん、あっはん、はいらない。

そんな風に思ってます。

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