前向きな生徒たちを愛してます

(01)諸々

今度の発表会に出る生徒さんの一人が、発表会当日、なんとお子さんの運動会と重なってしまってました。

ただ、コロナ禍ということもあり、運動会は午前中で終了。

その生徒さん、運動会が終わってから発表会に駆け付けることになってました。

当然ながら、当日のゲネプロは不参加になります。

これまでも、小さいお子さんのいるお母さん生徒さんには、こういうことがありました。

「ゲネプロに参加できなくても出ていいなら、発表会に出たい」ということで、ぶっつけ本番で出演しました。

「先生が許してくれるなら」と生徒は言いますが、私は、まず生徒が何をしたいのか、どうしたいのかを聞きたい。

後ろ向きな発言は、苦境の中でも前に進もうとする人の足を引っ張ります。

後ろ向き発言する人は、ただ自分の不安や言い訳を人にぶつけてるだけですが、その発言は聞いた人の気を滅入らせます。

一方の前向き発言は、「そりゃ、無茶な😂」と思うようなものでも、応援したくなります。

私は、多少無茶であっても、前を向いてる人と行動を共にしたい。

言い訳や後ろ向き発言を多くする人とは距離を置きたいし、前を向いて歩みを進める人の妨げになるので、無視するようにしてます。

午前中に子供の運動会で、それだけでもクタクタだろうに、その後、遠いところから会場に駆け付け(その人は神奈川の遠いところから来ます)、発表会で踊ろうなんて、どんだけ大変なんだろう。

それだけ大変なことを乗り越えてでも踊りたいなんて、どれたけ想いが強いのだろう!

その人は、まだうちの教室に来てから日が浅いし、家も遠いし、お子さんもいるし、当日運動会だし、無理だろうな〜と思い、最初は舞踊団公演への出演は打診しませんでした。

でも、この前の野音公演では、キャリアの長い先輩たちに交じり、レッスンを受けてた姿に私は心を動かされました。

レッスンで新しく習ったものは、その時は無惨に終わってましたが、この子のすごいところは、次のレッスンまでには練習して、先輩たちに何とか食らいついてきてました。

誰だって、上手くなりたい。

誰だって、踊りたい。

でも、その想いの強さには差はある。

想いの強い人は、必ず、行動にでる。

先生に目をかけられてる人、可愛がられてる人には理由がある。

それだけ想いが強く、練習してる。その直向きさが、先生に、「この子を引き上げてあげたい」と思わせる。

「舞踊団公演に出ない?」と遅ればせながら、その子に声を掛けました。

「昼の部は出れないけど、夜の部だけでもいいなら出たい」とのことでした。

あっ晴れだ。

「でも、衆議院選挙が10月31日に行われるようなら、学校が選挙会場になるから、10月30日の運動会は中止になる」とも言ってました。

だいたい、選挙なんてものは、仏滅を避けます。

10月31日は仏滅です。

慣習に則れば、その日に選挙はしません。

でも、私は、何となく、10月31日に選挙はやるんじゃないかと思ってました。根拠のない、ただの勘ですが、その子には、「10月31日に選挙やるよ」と言ってました。

そしたら、なんと、10月17日公示、10月31日投開票!ビンゴ!!!

両方とも仏滅!どうした自民党😳

でも、ありがとう、岸田さん!

その子、ゲネプロから参加できるよ😭😭😭

無茶な進め方したって、本気の生徒は食らいついてくる。

できない言い訳を探さないし、ただ一言、「頑張ります!」と言います。

私は、生徒のできな言い訳を聞いてる心の余裕がありません。

できない言い訳はしてくれなくていいので、やるか、やらないかだけ言ってくれればいいと思ってます。

「やりたくない」というなら、それで構わないし、それ以上は声をかけません。

生徒には生徒が進む道を自分で決める選択権がある。

誰でも、人は自分が選んだものを積み重ね、自分の道を歩いていく。

何を選んで、どう生きるかはその人次第。

私は、「無茶するな〜」と思うようなことを選んででも、「やる!」と決めた生徒と一緒にいれば、それでいい。

他にも、「この状況で、よくぞ、音を上げなかった!」という生徒さんは何人かいます。

それを伝えたら、その人たちは、「だって、踊りたいんだもの😆😆😆💕」と言いました。

私は、その明るさを愛してます。

言い訳をしない、人のせいにしない、黙って練習する人は、必ず上手くなるので、そういう生徒さんのことは目をかけてます。年齢、キャリア、関係ない。

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