今日は実践パルマクラスを開講しました(3/27追記あり)

(01)諸々(06)クルシージョ

3/27 PM21:40 生徒の声を追記しました。

今日は、三枝雄輔先生による
『実践パルマクラス』
を開講しました。

ギターには尾藤大介さんが来て下さり、
カンテは雄輔さんが歌ってくれました。

参加した生徒は6人でした。
皆、ソロでそこそこ踊れる生徒さんで、
タブラオに出たこともある人もいました。


「タブラオに踊りに出たい!」と思った時は、
もう既にある程度は踊りは踊れるからそう思う訳で、
でも、いきなりプロとして扱われる舞台に出ようとも思わない訳で、
駆け出しのひよこちゃんとして出させて頂ける舞台を選ぶでしょうから、
踊りに関しては、そう問題はないのだと思います。

問題となるのは、『パルマ』!

私も、タブラオでの二重苦は、
『パルマ』と『ブレリア』ではないかと思う程、
パルマは難しいと思ってます。

そんな私からパルマを習うより、
いっそのこと、日本のパルメーロとして
第一線で活躍している人に来てもらって、
レッスンしてもらった方がいいなって思い、
「生徒たちに誰がいい?」
と尋ねたら、
「三枝さん♡」
ということだったので、雄輔さんに頼み、
今日の企画となりました。

私がひたすら踊り、
生徒の指導は雄輔さんがしました。

生徒たちが知らない振付をなるべく踊りました。

説明を受ける生徒たち、皆、真剣です

1回目はアレグリアス。
真佑子と裕子ちゃんがパルマ。

2回目はティエント。
沙弥子ちゃんと優花梨ちゃんがパルマ。

3回目はシギリージャ。
みずきちゃんと梓ちゃんがパルマ。

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生徒さんたちからの感想の一部を抜粋して
以下に掲載します。

「自分のできなさ加減を改めて知ることができました😅質問をしなくても、疑問点は三枝さんが先に全部説明をしてくださったので、疑問や迷いが全部パルマに表れているのだなと感じるとともに、パルマも踊りも同じだなと思ったりしました。
何回か受講して慣れてきたら、もっとハレオもチャレンジしたいと思います。余裕が無さすぎてオレー、アサーしか言えませんでした😂
また、次回の企画を楽しみにしています😃今日はありがとうございました😃」

「これまで何度もパルマを打ってもらっているはずなのに、実際に自分でやると大違い。その場その場で判断しないといけないのでものすごくスリリングでした。
三枝さんが『たくさん間違えてください』と言って下さったので安心しましたし、むしろ恥をかいてなんぼの気持ちで取り組めました。
また言葉を尽くして私たちに伝えようとしてくださるので、こちらも少しでも吸収したい!という気持ちになります。
今後もぜひ参加させていただきたいです!ありがとうございました」

「パルマはあまりやったことがなかったので、
2人だけでパルマを叩くと言われた時は不安になったのですが、いざやってみると難しく悩むところもありましたが、とてもホットな気持ちになれて楽しかったです✨
習ったことがない曲もパルマを叩けると身近に感じられて面白かったです。
また、技術的なことだけじゃなく、パルマをする上で大事な考えや思いなども教えていただけて興味深く、踊りにも通ずるものがあってより理解が深まった気がします。
今日やってみて、足の打ち方がまだよく分からないのと、もっとハレオを掛けられるようになりたいので、ハレオについてもう少し詳しく知りたいと思いました。また変則的な曲にもチャレンジしてみたいです。
今後の開催も楽しみにしています🌷

「あっという間の90分で、もっと学びたいと思えるような時間でした。
いつもならエアになるパルマも「たくさん間違えて良いよ」という三枝さんのお言葉のおかげで、たくさん恥をかいて間違えることで気づきを得られたと思います(先生、ご迷惑かけてしまいすみません)
踊りの邪魔をせず、コンパスを外さずにパルマを叩くことが勿論大前提ですが、バイレがどう展開しようとしているのかそれをギター、カンテはどう応えようとしているのか、もっとアンテナの感度を高くして、視て感じて、叩けるように少しずつ練習していきたいと思います(それが自分の踊りにも活かせることだと、先生と三枝さんのお言葉で改めて実感させられました!)次回も絶対参加します!」


3/27追記
「理論的なところから、アイレの部分までお話をお聞きできてとても楽しかったです。
曲を通しながら注意していただけるやり方がわかりやすく、自分の反省がしやすかったです。
スピーダでバイレとぶつかってしまったところを、その部分だけ切り取って再挑戦させていただけたのも勉強になりました。ティエントのコンパスが4、という理論的なところも、今回実践を通して丁寧に教えていただけて嬉しかったです。他の拍子のヌメロや、タンゴごとのコンパス感の違いなども知りたいと思いました。
三枝さんのパルマ模範演奏では、ギターとカンテとパルマだけでも、オレー!と心から感じました。私もそんなパルマが叩けるようになりたいと思いました。また、バイレになってもバックアーティストと一体して魔法のようなフラメンコを表現できるようになりたいと憧れます。
これからも学んでいきたいです。次回の開講も楽しみにしています。」

「いつもたくさん助けてもらうパルマですが、自分がやるとなると、変なところで音を出してはいけないと思い、カンテさんを見たり、いつもビクビクでした、
「正解はないけど、間違えてください。皆で盛り上げる、踊り手を支える、楽しむこと。」など言葉を変えながら説明していただき、緊張感はあるものの、安心して取り組めました。実際にパルマを叩いているところでは場面ごとに叩き方の指南があったりとほんの少しですが、何かが開けた気がします。
いつかは曲の構成や踊りの展開に合わせてパルマができるようになりたいと思います。次回開講も楽しみにしています」

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生徒さんがパルマに挑戦している時は、
雄輔さんは敢えてパルマを叩かず、
生徒たちの様子を見て、
「ここはこうだよ」
と指導していました。
指導している間も、踊りは止まらず続行。


さて、雄輔さんのパルマなしで、
生徒だけのパルマで踊った私の感想。

踊れない~(≧▽≦)
もう笑っちゃうくらい、踊りにくい(≧▽≦)(≧▽≦)(≧▽≦)

そして、生徒たちから、
「模範を見せて下さい」
と雄輔さんに要望があり、
生徒のパルマなし、雄輔さんのパルマだけで踊ったらすごく踊りやすいの。
パルマの力って偉大!
踊りを生かすも、殺すも、バック次第とは正にこのこと!

芸事の基本は「見て盗む」。
雄輔さんの模範のパルマから感じ取っている生徒たち。

それを生徒たちが見て、
「おおお!全然違う!」
と感心。

そんな感じでレッスンは進みました。

大変勉強になりました。
ただ、何事も芸事は奥が深い。
1回で習得できるものはない。
でも、やるのとやらないのでは雲泥の差。
1回でも、すごく得るものはあったようですが、
むしろ1回やってみて、生徒たちに、
「もっと!」
という向上心と知識欲が芽生えたようです。
レッスン後の表情は明るく、目がキラキラしていました。

私、このレッスンを企画したのは、
生徒がタブラオに出た時に共演者に迷惑かけないように、
ちゃんと育成しなきゃなって思ったからですが、
それ以外にももう一つ目的がありました。

パルマを知ると、それは自分の踊りに活かされる。

後ろでパルマを叩きながら、前で踊って人の踊りを見たり、歌やギターを聞いていると、
「ああ、なるほど!」
と目と耳が開けてきます。

踊りに活きてきます!
色々なアプローチをすることで、踊りは研磨されていくのだと思います。

だから、また第二弾やりましょうね。

他の生徒さんたちも、要望があればお知らせ下さいね。
「タブラオに出るなんて、とんでもございません!」
という段階にいる生徒さんにとっても自分の踊りに活きてくるでしょうし、
面白いと思いますよ♪

私は、私の教室に入ってくれた生徒さんたちに
ただレッスンをして、その時間分の受講料をもらえればいいとは思ってません。
私は、私の生徒さんたちを育てたいと思っています。
人を一人育てる為には、色々なアプローチが必要です。

舞台に上がることも、いくつもあるアプローチの内の一つ。
10の練習より1つの本番とも言われていて、それはその通りだとも思います。
そして、今日のようなレッスンも、また別のアプローチ。

色々なやり方を通じて、生徒たちは色々なことを学び、育っていく。

雄輔さん、今日はどうもありがとうございました!
そして、尾藤さん、ありがとうございました♪

余談ですが、
12/3の小岩アーバンプラザでの発表会のギターは
尾藤さんにお願いしました。
カンテさんはこれから探します。

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