光を届ける

(01)諸々

バタ・デ・コーラのクラス(入門・初級)のアレグリアスの歌振りのジャマーダを今日、作ってみました。

昨日の生徒さんたちの様子を見て、どの位の難易度のパソならできるかが分かったので、今の生徒さんたちにはちょっと難しくても、半年後の彼女たちならできる位の振りを作ってみました。
一つ一つ解説し、正しく反復練習をしたら、できるようになると思う。

私が初級レベルの生徒さん用にバタやマントン等の振りを作る時は、

〇サパテアードは極力少なめに
〇毎回レッスンの最初に行う基礎テクニカでやる基礎的な動きを繋ぎ合わせたもの
〇テアトロ栄えする大きな動き
〇華やかで伸びやかに見えるもの
〇振付に追われて青色吐息になるものじゃなく、ゆったりと踊れて桃色吐息になれるもの

というこコンセプトで作るようにしています。

女の人の場合、フラメンコを始めるきっかけに、
「綺麗な衣装を着て踊りたかったから❤」
というのがあります。
デパートに行けば一目瞭然。
女性用売り場は、男性用売り場に比べて、滅茶苦茶広い!
それだけ、女性は自らを綺麗に着飾ることに興味があります。

フラメンコへの取っ掛かりがフラメンコじゃなく衣装であったとしてもいいのです。
「フラメンコをやってみたら思いのほか面白くて、楽しくて、はまっちゃった!」って人は多い。
かくいう私もそうです。
敷居は低く、間口は広い方がいい。
その方がこの業界が栄える。

「レッスンで長いスカートを履いて、ヒラヒラ踊ってるだけでも、充分嬉しい♪」
って気持ちが、私たち女性にはある。

その延長線上で、
「そんなにすごい技を使わないでも、バタを引きずってるだけでも、マントンを肩に掛けてるだけでも、それで舞台に立てたら幸せ」
って想いを持つ人は多い。

「上級生じゃなきゃできない」
「初心者じゃ無理」
「もう年だから無理」
じゃなく、
「初心者でもできるもの」
「後期高齢者の筋力でもできるもの。(むしろ、筋トレして、ずっと健康で過ごそう!)」
を探して振りを作っていきたい。

教室を運営し、生徒を育て、舞台に送り出す先生たちの第一の使命は、『光の当たらない客席にいる普通の人たちに光を当て、舞台の上の人に仕上げ、輝かせること』だと思う。

生徒さんたちが舞台で輝く姿を瞼の裏に映し出しながら、私は振付を考えます。

ちちんぷいぷい、私の生徒さんたち、みーーんな、綺麗になーれ!

ティリティ ターンタンタン♪

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