6/25 出演メンバーが追加になりました

(01)諸々

コンパスの番人の重要性

バックアーティストに、ギターのエミリオ、雄輔さんに加え、パーカッションのはるなちゃんが出演してくれることになりました。
パチパチ!

このことを生徒さんたちに話したのですが、上級生からは反応があったのですが、その他は無反応だったので、多分パルメーロとかパーカッションの重要性を理解してないんだろうなって思ったので、説明したいと思います。

コンパスの番人がいるからこそ、ギター、カンテ、バイレが伸び伸びやれる

確かに、ギターさんとカンテさんがいれば、事は足りる。
ただ、そこに優秀なパルメーロやパーカッション等のコンパスの番人が入るだけで、音楽も踊りも良い方にガラッと変わったりします。

音楽のバンド等には、ボーカル、エレキ、ベース、ドラムがいるのが割と一般的かと思います。
ボーカルやエレキはとっても派手に目立ちますが、でもボーカルやエレキが音で遊べるのは、ベースやドラムがリズムをキープしてくれてたりするからだったりしますよね。
ベース、ドラムは地味な存在ですが、彼らがいるからこそ、音楽がガチャガチャにならない。

フラメンコのパルマやパーカッションは、ベースを守る役割を担ってます。
パルマやパーカッションがコンパスを守ってくれているからこそ、ギターさんもカンテさんも、それを支えに自由に伸び伸びと自分を表現できます。
ギターさん、カンテさんがいい演奏、いい歌を歌ってくれれば、それは踊りに影響します。

優秀なパルメーロは踊りを助けてくれます

そして、それだけでなく、優秀なパルメーロやパーカッションがいると、とっても踊り易くなります。

私、以前に、庸子先生の劇場公演のクワドロでソロを踊った時に、雄輔さんも同じクワドロメンバーにいて、すぐ近くでパルマを叩いてくれていました。
テアトロなので、ギターさん、カンテさんは、ちょっと遠くにいました。
エスコビージャのパートでスビーダ(テンポを上げよう)を掛けたら、誰よりも素早く私のやろうとすることに対応してくれたのが雄輔さんのパルマでした。
「あ、雄輔さんが気付いてくれた!」
と思ったら、雄輔さんの強烈なゴルペと力強いパルマでテンポが上がったことに気付いたギターさん、カンテさんもそれに続いてくれて、私は踊り易かったのをすごくよく覚えてます。
「優秀なパルメーロがいると、踊りはこんなにも踊り易いのか」
と思ったのでした。
同じようなことは、10月の公演のエンサージョでも痛感しました。
雄輔さんがいる時は、全て滞りなくいくのに、彼が不参加の時はガタガタになる演目もあって、本当に優秀なパルメーロがいるかいないかの差って大きいんだって思いました。
逆もしかり。
パルマがひどいと、どんなに歌やギターが良くても踊りを台無しにできます。
それくらい、パルメーロ、パーカッション等のリズムの番人の存在は重要。

良いパルマがない時のギターさん、カンテさんの負担は大きい

さて、雄輔さんはとても優秀なパルメーロですが、今回はカンテで出演です。
いくら優秀なパルメーロだからって、カンテさんとして出演しながら、パルマだけに集中できる時と同じだけのパルマを期待してしまうのは、ちょっと酷。
彼がパルメーロとしてギターさん、カンテさん、バイレを助けた,ように、彼だって自分がカンテの時はコンパスの番人に支えてもらいたいでしょう。
彼はそういうことは言わないですけどね。
でも、雄輔さんだけじゃなく、多くのギターさん、カンテさんは同じように思うのではないかと思います。
出演するバイレの中に、パルマが上手な人がいればいいのですが、そうじゃない場合のギターさん、カンテさんの負担は多大なるものがあるとお察しいたします。

企画者のエミリオに、パルメーロをおねだり

発表会は演目数が多い為、だいたいカンテさんは2人雇います。
すると、歌ってない方のカンテさんがパルメーロ役を担ってくれます。
ただ、6月のタブラオ発表会は有志だけの参加で、そんなに演目数も多くない為、カンテさんは一人です。
でも、「パルメーロが欲しいなぁ」って思ってました。

ただ、今回の発表会はエミリオ企画の為、予算は彼が握っていて、出演者の決定権もエミリオになります。
なので、ある程度の収益が見込めないと、パルメーロを雇ってとは言いにくかったのでした。
でも、集客が順調だった為、
「これならおねだりしても大丈夫かも」
と思い、エミリオにお願いしたところ、快諾してくれました。
出演する皆さんがいっぱいお客さんを呼んでくれたお陰だよ。
ありがと~!

朱雀はるなちゃん、参上!

で、結局、エミリオと私で協議した結果、パルメーロではなくパーカッションのはるなちゃんに出演を打診することになり、エミリオがはるなちゃんに話してくれて、出演が決まりました。
はるなちゃんなら、カホンも叩けるし、パルマもできるし、とってもいいですね!
はるなちゃんは演奏の腕前はもちろんのころ、気さくで可愛らしい方なので、生徒さんにとっても、はるなちゃんのような子がバックにいてくれると、ちょっとほっとするかも。
だって、ほら、エミリオとか雄輔さんだと、顔が怖いから、ちょっと緊張しちゃうでしょ(≧▽≦)

生徒の踊りは、当然ですが、プロのようにはいかないこともあります。
それをバックアーティストはすごく支えてくれます。
だから、その分、バックアーティストに負担がかかっています。
でも、ギターさん、カンテさんの負担が、パーカッションが入るだけでかなり軽減されので、良かったです。

そして、踊りもより良くなります。
踊りの良し悪しは、バックアーティストの良し悪しにものすごく影響を受けるので、パーカッションが入ることでギター、カンテがより安定すれば、踊りもより安定してきます。

えがった、えがった。

とっても良い流れになってきました。


ということで、パルメーロやパーカッションの重要性、お分かりいただけたでしょうか。

ただ、後ろで拍手してるだけの人じゃないのよ。
パルマも楽器なのよ。
フラメンコでは要となる役割なのよ。

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