見つめ合い、顔を近づけ、腰を抱き、引き寄せる。

昨日は、生徒さんと私とで1対1でセビジャーナスを踊り、それを他の生徒さんには観察し、分析しててもらうってのをしました。

セビジャーナスを一緒に踊る者同士の距離は思ったよりも近いものです。

というのも、スペイン人ってパーソナルスペースが私たちよりも狭いというか近いんです。

人と人との距離が近い。

しゃべってる時も近い。

お辞儀や会釈で挨拶できる東洋の文化に対し、西洋はハグだったり、ラテンの国々ではべシート(頬にちゅっ)で挨拶します。
さすが湿気のない土地。
日本の梅雨、夏にそれはキツイ。

文化風習・生活習慣が我々とは異なるスペイン人。
そんなスペイン人の踊りであるフラメンコ。
当然ながら違いがいっぱいあります。

セビジャーナスの距離感もその一つ。

生徒さんたちに、
「もっと近づいて」
と言っても生徒さんたちは近づけません。

「お互いの目を見て!ミラ・ラ・カラの意味ってお互いの顔を見るってのなのよ!」
と言っても、照れて見れません。

「パサーダではお互いの腰を抱くように」
と言っても、遠すぎて手が届きません。

「あちゃ、こりゃダメだ。
論より証拠。私といっしょに踊ることで、距離間を掴める、きっと」
ということで、一緒に踊ってみました。

ただ、私の身体は一つ。
一人としか踊って上げれません。
昨日のクラスは7人いたので全員とは無理です。
昨日は4人と踊ったので、来週残りの3人と踊ります。

ということで、一人ずつ踊って、他の人は外から客観的に見てることで知識としてまずは頭に入れます。

生徒さんが距離を取っても、ぐぐいと近づく私。

顔を寄せ、見つめる。

腰を抱く。

肉食系のごとく引き寄せる。

私と一緒だと、生徒さんもつられてできちゃったりします。

社交ダンスは男性のリードが良ければ女性は踊らせてもらえちゃうってのを聞いたことがありますが、こんな感じなのかなって思いました。

こうやって生徒さんたちには距離感を覚えて頂けたいいなって思います。


それにしても生徒さんたち、私が見つめると、はにかみながら照れます。
そして、私がぐいっと近寄ると、はにかみながら照れます。
そして、そして、私が腰を抱き、引き寄せると、はにかみながら照れます。

あああ、私、宝塚の男役になった気分(≧▽≦)
娘役の生徒さんたち、超かわいいぜ!

と思いながらセビジャーナスを踊ったのでした。

これが男女だともっと距離は近いのよ。
スペイン人同士の男女のパレハを見ると、唇と唇の距離が数センチってのは恋人同士・夫婦でなくても、フラメンコの男女だと普通。
むしろ、そのくらいのエロさがないと物足りない。
でも、日本人にはハードル高いけどね。
でも、やるしかない。
だって、ドリカム的、爽やかお友達系ってのを見ると、照れてるのが分かるから、見てる方も照れる。

なにはさておき、皆、ドンドン上手くなっていきますね。

あと11日で本番。

本番がと楽しみです。

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