第8回 舞踊団公演『シンデレラ・コンプレックス』

(03)舞踊団公演

女はいくつになっても女の子の部分があって、白馬に乗った王子様…とまでは言わないけれども男性に幸せにしてもらうのを待っています。

いわゆる、シンデレラコンプレックス。

でも、シンデレラとか言うと聞こえはいいけれども、現実的に言うと、これって『依存』。
自分は何もしないで、誰かに幸せにしてくれるのをただ待つだけ。
それで現実が好転する筈がない。

『依存』って本当に重い。
一番自分の身近にいて欲しい相手を、自分から遠ざける要因の一つになる程に重い気を放つ。
そして、依存しようとした相手が自分が望む通りに動いてくれないと、執着心がむくむくと現れてくる。
相手の世話をすることで役に立とうとするのは、それは『執着』と『コントロール欲』から来る。
見返りを求めることなく無償の愛ではない。
無償の愛というのはコントロールが働かず、ただ見守ることだから。

確かに、男性には愛する女性を守りたい。守る責任があると考える性質がある。
でも、それは、「お客様は神様です」と客側が言っちゃダメでしょ…ってのと同じ。

待ってたって、現実から逃げたって、目の前の現実は変わらない。
むしろ、保留にしている時間が長くなれば長くなる程、現実は悪化していく。

今度の舞台では、ただ待つだけの、男に依存し、執着する女たちが沢山出てきます。

白雪姫の継母
カルメン
ジュリエット
かぐや姫
白鳥の湖のオデット(白鳥)とオディール(黒鳥)
等々

そして、ジェーン・エア。

守ってくれない男、去って行った男、愛してくれない男、思ったように動いてくれない男、
そんな男たちが自分の元に帰ってくるのを、ただ待ってるだけの女たちの持つ負の感情。

それをフラメンコの音楽と歌に乗せ、踊りで表現していきます。
そして、それらの役はうちの舞踊団員が務めます。

第一部 白雪姫

白雪姫の継母:冨田英子

前王妃様(白雪姫の実母):丹羽みずき

白雪姫:小山優

王様(白雪姫の父):ドミンゴ

第二部 ヒロインの館

カルメン:村山涼子

ジュリエット:田村史子

かぐや姫:吉平梓

第三部 白鳥の湖

白鳥・オデット:富松真佑子

黒鳥・オディール:ゲスト(近日発表)

ジークフリート:山本海

第四部 ジェーン・エア

森山みえ

第8回 森山みえフラメンコ舞踊団公演

【開催日時】

2024年5月12日(日)
開場17:00、開演17:30、終演19:45(予定)
一部、二部制。休憩15分

【場所】

東部フレンドホール(都営新宿線「瑞江駅」徒歩2分)

【チケット料金】

S席8,000円、A席7,000円/枚

チケット販売日は追ってご案内申し上げます。

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