ロシア断念、結局スペイン。

(07)スペイン

「モスクワに行きたいなぁ」

と半ば本気で色々と調べ、行く気になっていたのですが、結局断念しました。

ビザを取らなきゃいけないとか面倒な手続きもあったのですが、それ以上に気が失せたのは、

「ロシア語が話せないと不便なところだよ」

という知り合いの一言でした。

 

 

『言葉の通じない国に行く』

 

ああ、なんてハードルが高いのだろう。

 

 

その上、ロシアはキルギス文字という、読めない文字。

治安も良くないって聞く。

 

 

ということで、断念しました。

 

「言葉が分からないから、スペインに行きたいけど躊躇われる・・・」

って言ってる生徒さんの気持ちが分かったよ。

 

 

で、普通にスペインに行くことにしました。

来年の2月下旬から3月上旬に掛けてです。

そうです。

へレスのフラメンコ・フェスティバルに2年ぶりに行ってきます。

 

あーーん、全然変わり映えしないじゃんね。:゚(。ノω\。)゚・。 。

見事なヘタレっぷりです。

 

トランジットするマドリで遊んで来ればいいものを、

「田舎、落ち着く( ^^) _U~~」

ってことで、フェスティバルが始まる前にも関わらず、さっさとへレス入りします。

何するでもなく、バルでカフェ・コン・レチェ飲んで、ぼけーっとしてます。

ついでに、スーペルメルカド(スーパーマーケット)に行って、買い出しね。

着いた初日は買い出しです。

 

 

あーーん、遠いんだけど、行き慣れたところ、あんし~~ん。゚+(σ´д`。)+゚・♡

ちょっと飽きたけど、じゃあ、マドリに行くかっていうと、行かない。

都会嫌い。

田舎LOVE♡

ここ最近、セビージャよりもへレスが好きかも。

益々田舎に引っ込んでます。

 

でも、今回はいつもとは違う地域にあるピソを借りました。

とは言っても、いつもの地域とは徒歩10分程しか離れてない。

へレスは小さい町なのでね。

 

クルシージョも取ってきます。

前期と後期で1クラスずつの2クラス。

(1クラス:2時間20分)

これまでは2クラスずつの4クラス取っていましたが、ちょっと先の自分の体調がどうなるか予想がつかないので、控えめにしてみました。

その頃、今と大して体調が変わらないようならば、現地の学校が開講してるクラスを追加で受けて来ようと思ってます。

そういうのはね、いい意味でルーズなスペインなので融通が利きます。

 

 

クルシージョを選ぶ時、いつも悩みます。

 

☆舞台の上のアルティスタとして好きな踊り手のクラスにするか

☆好きではないけど、自分の体型とかエスティーロに似合った踊り手のクラス

☆教えるのが上手な踊り手のクラスにするか

☆習いたいヌメロや小物のクラスにするか

☆はたまた都合の良い時間

 

 

今回ね、考え抜いたら、気付いたら、両方とも舞台の上のアルティスタとして好きな踊り手のクラスになっちゃいました。

体型が似てるっちゃ似てるけど、いや、やっぱ似てないな。

あの味はあの体型じゃなきゃ出せないって気がする。

だから、その方の振りをもらっても、私はあの味を出せそうにもない・・・。

いや、体型だけのせいでもないけどね。

けど、自分に似合うとか、どうとか余計なことを考えず、舞台で見て好きな踊り手のクラスを選びました。

私のエスティーロに似合う踊り手は、他に何人もいた。

そっちにしようかと悩んだけど、触手が伸びなかった。

欲をかかず、愛して止まない踊り手と同じ空気を吸ってきます。

 

去年のへレス・フェスティバルの評論家のコメントでは、その人はあまり良いことを書かれていいなかった。

けど、私はその人が好きだ。

好きとか嫌いとかって、本当に個人の意見でしかない。

けど、評論家がそう言うとそんな気になっちゃう人もいる。

影響力はある。

けど、私は発表会を終え、色々なお客様から生徒さんに対するコメントを聞き、思った。

やっぱり、「素敵だった!」って意見は個人のもので、意見はばらける。

どっちが正しいか、間違っているとかではなく、もうほんと、ただの好み。

だから、その人にとっては、それが正しい。

けど、他の人とは一致しない。

なのに、評論家がそう言うと、同じ意見になびく人もいる。

 

評論家が介入しない発表会では、観に来たお客さんは、それはそれは好き勝手な感想を持つ。

でも、それがいい。

それが健全だと思う。

自分より見る目のある人が言ったことが正しいってこともあるかもしれないけど、全てじゃない。

ただの好みも含まれている。

だから、「あの人はそういう感想を持ったのね」くらいに思ってればいい。

そして、自分の目で見て、「素敵」って思ったものを信じていればいい。

それが正解だから。

偉い人と同じ必要は全くない。

 

へレス・フェスの評論家がその踊り手のこと酷評したのを読んで、

「けっ、てんで分かっちゃいないよ」

と偉そうにも私は思った。

ってことは、私はその踊り手が好きなんだ。

 

その人の踊る時の殺気立ったオーラが好き。

突如、スイッチが入る様をクラスの中でも見せてくれる。

それが見たいから、その人のクラスを受けに行きたいって思った。

私は狂気のある踊り手が好き。

 

来年のクラスでも、殺気スイッチを入れてくれるかしら。

 

今から楽しみ♪

 

 

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