クルシージョ後期

(07)スペイン

クルシージョがはじまりました。
前期は夕方4時からのクラスでしたが、
なんと後期は朝の10時からです。
マリアも、
「マドレ・ミーア」と朝の早さを嘆いてました。

 

さて、前期の中級から、後期の初級になり、先生は同じ人ですが、受講生の雰囲気がガラッと替わりました。
こんなにも、中級と初級だと雰囲気が違うのかと思った。
年輩が増えました。
パソは何度やっても、皆の音が合いません。
中級から初級にパソの難易度が下がったのだから、初級の人でも音は合うかと思いきや、そうでもありません。
そして、中級より真剣度はやや下がり、フェスティバルの楽しい雰囲気がクラスにもあります。
これはこれでいい。
初級の段階の人たちは、楽しみながらレッスンを受けるって大事だ。

 

ティエントの振りは、それほど難しくはありませんが、でも簡単でもありません。
シギリージャというヌメロとは違い、お腹の中心から身体をくねらすような、独特のノリがタンゴ系にはあり、振り付け以上にそれが難しい。
でも、初級クラスなので、そういうのを細かく教えてもらえそうです。
振りをいくつも持っていても、そういうのができないと上手く踊れないので、振りを習いつつテクニカを受ける感じです。
自分のレベルより下のクラスを受ける良さは、振り付けに追われず、その振りの精度を上げるとでも言いましょうか、振りを通してテクニカを習えるところです。
その先生から真剣にアルテを盗みたいと思ったら、私は、個人的には、その先生の基礎のクラスを受けるべきと思ってます。
自分が既に上のレベルにいても、基礎からやり直すのはとてもいい。
上のクラスの人だからできて当然と周りに思われるプレッシャーの中、真剣に取り組むことは自分のメンタルをも育ててもらえる。
そして、できて当然と思われてても、下のクラスのことですらできてない己を知り、そこにきちんと向かいあい、無駄なプライドは捨て、謙虚に取り組むことも芸事では必要なことだ。
上のクラスを受けるのは、ある意味簡単。
できないことがあっても、上のクラスだからという言い訳が最初から用意されてる。ちっぽけなプライドを守ってもらえる。
でもそのプライドは、芸事を学ぶにあたり、とっても邪魔になる。

クラスでは、
「みえ、ここに来なさい」とマリアの真後ろに立たされ、
「みえは、前期、私のシギリージャのクラスを受けてたのよ。中級の人なのよ。
だから、分からないことがあったらみえに聞きなさい」と言われてしまった。

マンマ ミーア。。。
マリア、初日から余計なプレッシャーをありがとう(´д`|||)

が、がんばんなきゃ。。。

でも、
「えっ、中級を受けてた上のレベルの人なんでしょ。
大してできないのね」
と思われてもできる振りをせず、できないものはできない。だから、教えてください。と身を低くしてレッスンを受けてきます。

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