舞踊団公演 :作戦会議

(03)舞踊団公演

永田さんとノブと私とで作戦会議を開きました。

何の作戦かというと、群舞をどうするか。

 

振りを覚えるのも速く、
習ったそばから形にできる
プロの踊り手を集めて群舞を作るのと違い、
この舞台では練習生が群舞の構成員となります。
当然ながら、
プロの踊り手のようにはいかないことも多々ある。

 

一番の悩みどころは、
プロの踊り手を使った群舞と同じようなことをやっても、
いいものにはならないところ。
じゃあ、どうするのか。

 

振付・構成・演出する側が頭を使うしかない。

 

どう頭を使うか。
どうしたら見応えある群舞になるのか。
どうしたら練習生が素敵に見えるか。

 

その群舞を作る人たちが考えるしかない。

 

私なりの意見を伝え、彼らにも考えてと頼みました。

 

 

永田さんには男子群舞のソレポルを、
ノブには男女混合群舞のタンゴの群舞を任せています。

 

振付は私のですが、その振付は彼らが手を加え、
彼らの味のあるものに変えていってます。
フォーメーションも彼らが作ります。
でも、企画者である私のイメージに合わないこともあるので、
私が手を出すこともあります。
また、彼らも一緒に踊ってしまうので、自分のことはよく見えないこともある。
それ故、自分を活かしきれてないこともある。
そういう箇所は、私が口をだし、
フォーメーションを変えさせたりもしてます。
けれども、男子ソレポルとタンゴは、
基本的に彼らが作ったものになります。

 

 

今回の舞台をやるとなって、
男子練習生をそれなりに見せるのって難しいんだなって思いました。
女子は、アバニコやマントンを持たせたり、
バタを履かせて踊らせることで動きを大きく見せれるけど、
男子はそういうサポートできるものがない。
身一つ。
その上、足をファルダで隠せない。
もちろん、小物には小物の難しさはあるから、
どっちも難しいのだけど。
小物を使って踊る難しさは私の方が彼らより知ってるように、
身一つで踊る難しさは私より彼らの方が知ってる。
なので、身一つで踊る難しい男子練習生の出る群舞を、
私は永田さんとノブに任せました。
どうにかしてね。
よろしくね。
って。
予想通り、悪戦苦闘してます。

 

私の方は、男子と同じことをやらせたら見劣りしてしまう
女子の群舞を如何に見せるかに悪戦苦闘してます。

 

さて、女子群舞に出る人たちは、1人以外は私の生徒です。
一方の男子群舞に出る人たちは、
3人は私の生徒、残り3人は外部の人という寄せ集めです。

 

私にとって女子群舞の構成員は、生徒もしくは生徒のような人。
私も彼女たちの勝手が分かってるし、彼女たちも私のやり方を分かってる。

 

男子群舞の構成員は、永田さんにとっても、ノブにとっても生徒ではない人。
それぞれの癖を知るところから始めてる。

 

うちの教室はこれまでにテアトロで発表会をやってきたし、
女子群舞の構成員のほとんどは、
今年野音の公演や新人公演の群舞に出た人たちなので、
テアトロの群舞にそこそこ慣れている。
怖さも知ってる。
強い照明が、平衡感覚も方向感覚も奪うってことも経験した。
一方の男子群舞の構成員、
フォーメーションをやってみて知ったのだけど、
どう見てもフォーメーションに慣れてない。
多分タブラオと異なるテアトロの怖さも知らない。
テアトロの洗礼をこれから受けることになる。
「こりゃ、大変だ」って見てて思ってます。
でも、永田さんとノブに任せました。
何とかしてね。
よろしくね。
って。

 

今回の舞台、永田さん、ノブ、私のそれぞれが
どのように群舞を作ってくるかも見所です。
きっと、三者三様の味が出ると思います。

 

余談ですが、群舞を踊る練習生たちはほとんどA型。
たまにO型が混ざるくらい。
血液型、聞いてない人もいるけど、知る限りではこんな感じ。
私の生徒はA型が多い。
一方の永田さん、ノブ、私はO型とB型。
O型、B型で勝負に出ます!
そんで、細かいとこはA型の生徒たちがフォローする感じ。
上手くできてる。

 

 

興味を持って頂けましたら、是非とも見にいらして下さい。
これからまだまだ、ない頭を捻りよい作品にすべく頑張ります!

 

(お問い合わせ)
info@miemoroyama.jp
森山

 

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