5年経ち、今も生きてます
乳がんの手術を受けたのが2016年7月。
乳がんの場合、『5年生存』というのが一つの節目になります。
ちょっと前、定期検診を受けました。
5年という時間が経過し、再発することもなく、他の臓器に転移することもなく、今もまだ生きてます。
5年前に乳がんの診断を受けた時には、悲しみも、ショックもなく、当然ながら涙も出なくて、ただ、「ああ、わたし、死ぬのか」と実感しました。
あの頃、すごく気持ち的につらかった時期だったので、死ぬことの恐怖よりも、「やっと解放される」って想いの方が強かったのを、今でも克明に覚えています。
自ら死ぬ勇気はないので、病気だったら良い大義名分だと思ったんですね。
あの頃の私、身体だけじゃなく、心も病んでたのでしょうね(^-^;
あの時、一度、死んだ気になりました。
そして、「どうせ、いつかは死ぬんだから、好きなことやろう」と思ったのでした。
あと、私が苦しくなることを、できる限り捨てよう、と思いました。
2018年から猫を飼い出したので、今では、「今、死ぬわけにいかない!」と思っています。
せめて、トラちゃん、みーちゃんよりは長生きしたいです。
手術から2ヶ月後、傷口もまだ痛む頃に、第一回の舞踊団公演を上演しました。
その後も舞踊団公演は続け、この5年の間に4回の公演を開催しました。
軽々と飄々とやってるように見えるかもしれませんが、
毎回、己の精神力ギリギリのところで闘っています。
でも、乳がんの治療をするよりは気楽なもんです。
公演で失敗しても死なないし、
コロナでレッスンが休講になろうと、
生徒が減ろうと、死にゃーしない。
一度死んだ気になれば、なんだってできる。
神様からもらった余生なので、これからも頑張っていきたいと思います。
ということで、5年生存のご報告でした(*^-^*)ノ
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