この土地の人じゃないから

(01)諸々

自分の本番の映像というのは、
私は中々見ることができなくて、
今日やっと4月17日のライブの動画を見ました。
反省はあるものの、いい思い出です。
やっぱりやって良かったです。

さて、1部の1曲目はシギリージャでした。
バタとパリージョ(カスタネット)を使って踊りました。

Yo no soy de esta tierra
no conozco nadie

って多分歌ってる。

「私はこの土地の人じゃないから
誰も知り合いがいない」

幸せの定義は人によって色々あるけれど、
その反対の不幸は、
割とどの人も似たり寄ったりな気がします。

『孤独』であることは、
不幸の決め手となる最大の要因ではないかと思う。

私は東京生まれ東京育ちなので、
他所の土地からやってきた人が感じるような寂しさは、
あまり経験がありません。
いつでも周りに人がいた。
それが当たり前でした。

でも、一年だけセビージャに留学して、
「家族も友達もいない土地って、
ものすごく寂しいんだ」
と知りました。
一年が限界でした。

セビージャで過ごした一年は、
本当にいい経験でした。
私は孤独に強くないと知ったこと、
マイノリティとして暮らしていくことの大変さを知ったこと、
フラメンコを勉強したこと以上に、
人生のいい勉強になりました。

「私はこの土地の人じゃないから」
という歌詞を、
シギリージャという曲で歌う意味が
少しだけ分かるような気がします。
「どーせ、私なんて」
っていう拗ねた気持ちですね。

孤独であることは、
人から愛されないからというよりも、
人からの愛を受け取れないから
という理由の方が多い気がする。
人からの愛を受け取るのは怖い。
愛してる人であればある程に怖い。
その愛がいつかなくなる日が
来るのではないかと思うと怖くなる。
失う痛みに耐える位ならば、
最初からない方がマシに思えてくる。
だからこそ、
人様からの愛情を受け取れる度量を
身に付けたいと思ってます。

せっかく生まれてきたのだからね、
不幸であるより幸せでいたい。
「どーせ、私、この土地の人じゃないし」
と殻に籠った、
拗ねた人の歌が似合わない私でありたい😂

でも、私、シギリージャ、
すごくしっくりくるんです。
多分、一番踊ってて自分らしい気がする。
舞台の上はシギリジェーロでいいので、
日常生活ではアレグリアスな人でありたい🥰

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