ha estado acelerando

(01)諸々

10月の公演に向けての稽古が徐々に加速してきました。
現在、水曜日夜と土曜日昼は舞踊団クラスの稽古があります。
本来は1時間半のクラスなのですが、
もうこのところ、2時間半、3時間は当たり前になってきました。
集中力も体力も尽きてきて、ヘトヘトになっても、皆、一生懸命に頑張ってます。

私は生徒に振付する際、最初は『ソロで踊れる振付』をします。
でも舞台が決まったら、その舞台によって振付をドンドン変えていきます。

〇タブラオでソロで踊る
〇テアトロでソロで踊る
〇タブラオで群舞で踊る
〇テアトロで群舞で踊る

それぞれの見せ方が違うからです。

今回はテアトロで群舞で踊ります。
4人の群舞なのですが、
1人がセンターとして、
3人とは違う衣装を着て、違う振付で踊ります。
となると、群舞で踊る3人も、ソロで踊る1人も、
振付が変わります。

この「振付を変える」「場所移動する(フォーメーション)」というのに、
うちの生徒たち、すごく慣れた。
対応が早くなってきた。
やっぱり場数だ。

ただ、テアトロで群舞で踊ることには慣れてきましたが、
その分、『ソロでタブラオで踊る』というのが手薄になってるなって、
去年の公演後に思いました。

○自分で音を出せない。
○バックの音に頼りすぎる。
○人を見ながらじゃないと踊れない。
○構成を理解しない。
○歌が変わると対応できない。
○ファルセータと、ただ刻んでるだけの違いが分からない。
○振付通りしか踊れない。
○バックアーティストをカラオケ扱いする。
○決めてもらわないと動けない。
○美しい姿であることにばかり意識が行ってて、
コンパスを外して動くことに問題意識がない。

これ、全部、『群舞病』

ソロで踊るのは、テアトロで群舞で踊るのとは別のスキルが求められるから、
群舞ばっかり踊ってても、ソロは踊れるようにならない。
だから今年前半は、
『ソロで踊る』
を目標に生徒たちを仕込んできました。
色々できた方がいいし、
「群舞しか踊れない人が群舞で踊る」
のと、
「ソロも踊れる人が群舞で踊る」
のでは、
群舞のクオリティが違うと思ったので、
ソロで踊ることを練習させていました。
「それに、ソロでタブラオで踊る」というのがフラメンコの原点だと思うし、
そこをやらずしてフラメンコの面白さは味わえないと思うし。

さて、今年も後半に突入しました。
いよいよ、舞踊団公演に向けての練習が本格化していきます。

ソロを仕上げるのとは違った大変さがあるけど、
皆で集まって練習するのも、ちょっと青春で楽しい。
あと3ヶ月。
駆け抜けます。

*****************
フライヤーがまだ出来上がってないのですが、

10/26(水)19:30開演
日本橋公会堂

です。
良かったら観に来て下さい(^^)/

シェイクスピアにある「ヘンリー8世」や、
映画でもおなじみの「エリザベス1世」
「メアリ・スチュアート」「アン・ブーリン」等が出てくる
イングランドのチューダ朝を舞台に
人間模様をフラメンコ舞踊と音楽で描きます。

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