久々の個人レッスン

(01)諸々

土曜日は通常レッスンの後に、久々の個人レッスンがありました。

2021年の野音で生徒たちが群舞で踊ったタンゴ・デ・マラガを、
来年、タブラオでソロで踊りたいという生徒の個人レッスンでした。

この生徒さんは、仕事が滅茶苦茶忙しくて、平日はほぼ毎日終電まで仕事してるらしく、
「フラメンコは大好きなんだけど、一生懸命になったらつらくなるから緩々と続けたい。ソロではなく群舞が好き」
という子です。
この子の優先順位の中でフラメンコがすごく上の方に来たら、きっとどの誰よりもしっかり者なんだろうけど、頑張り過ぎないように自分を抑制しているようです。
なので、普段のレッスンでは結構すっとぼけてたりします。
でも、
「がんばります!」
と言う人には、
「自分の言葉に責任をもって、頑張ってもらいましょう」
って思いますが、
「そんなに頑張れないから、緩々と続けたい」
という人に対しては、私は無理に頑張らせません。
人には人のペースもあるから。

そんな感じの子だし、なにせタンゴ・デ・マラガのレッスンは1年半ぶりの久々だったし、こう言っては何ですが、私、そんなに期待値を高く持たずにレッスンに臨みました。
そうしたら、良い方に期待を裏切られました。
「良く踊れてるΣ(・□・;)」って驚いた。
この子なりに、コツコツと練習してたのが一目瞭然。
もちろん、まだ練習不足なところも、解釈不足なところもあるのだけど、昔の振りを自分なりに良くぞここまで踊れるように引き上げたと思いました。

良く練習してきたという理由の他に、この子の基礎テクニカ力が上がったからってのもあると思いました。緩々とでも継続してると、やっぱり上手くなります。
毎週のレッスンにも休まず来てるし、群舞と言えども、その間に2度の舞踊団公演にも出て、いくつもの演目に出てきたので、何のかんの言って踊ってる。
故に、踊る身体ができてきている。

さて、振付ですが、ファルセータが、「このギターさんのこのファルセータ!」ってのに合わせた振付だったので、当日しか合わせをやらないタブラオでの1回だけのエンサージョでも、どのギターさんのファルセータでも合う、オーソドックスな振付に変えました。

それと、タンゴのジャマーダも、この子がやりやすいものに変えました。

少し踊り易くなると思います。

昔の振りを今でも忘れずにいてくれて、それをちょっとずつ練習を続けてくれていて、ありがとう。
来年のタブラオ出演までには、更に良くなる。
楽しみね。

生徒たちが踊ってる動画はなかったので、私がデモンストレーションに撮った動画をUP

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