Jerez Off Festival

(01)諸々

へレス・フェスティバル開幕

へレス・フェスティバルが昨日から始まりましたね。

へレス・フェスティバルに行けないこと3年…。
私、へレス・フェスティバルに初めて行ったのが2008年。
それ以降、3年も間を空けたのはこれが初めて。

今年は去年に比べ、知り合いの日本人フラメンカたちが現地入りしたって話を耳にします。
羨ましい~。
来年こそは私も!って思ってます。

徐々にパンデミック前に戻りつつあるようですが、それでもやはり、以前には瞬殺で満員になったクルシージョがどれも満員にならないようです。
伝染病だけじゃなく、戦争や物価高の影響もあるのかもしれないです。

ライブ配信

さて、パンデミックも悪いことばかりではなく、不便だからこそ新たなものが生まれたりもします。

フラメンコ関係で私が一番良かったと感じることは、現地でしか見ることができなかった舞台を配信で見れたり、現地でしか受けることのできなかったレッスンを配信・録画で受けれるようになったこと。

へレス・フェスティバルのクルシージョ参加者は、毎晩開催されるビジャマルタ劇場(大劇場)での公演(21時開演)の入場チケットがもれなくついてきます。
わざわざ購入しないでも見れるので、私も当然ながら毎晩ビジャマルタでの公演を観に行きました。

でも、へレス・フェスティバル中は、ビジャマルタだけじゃなく、近くのサラ・コンパーニャという小劇場やちょっと歩くけど他にも小劇場があったり、ボデガ(ワイン酒蔵)でのカンテ・コンサートがあったり、そこかしこで色々な舞台が見れます。

La Guarida Del Angel

そして、へレスにもタブラオとかペーニャがあります。
そこでもライブを毎晩、何本も開催されています。

ビジャマルタ劇場から程近いところにあるタブラオ、La Guarida Del Angel (ラ・グアリーダ・デル・アンヘル )。
そこでもJerez Off Festival (ヘレス・オフ・フェスティバル)と称して毎年ライブを沢山開催しています。

確か、去年までは、直接La Guarida Del Angelに申込みして配信を視聴することはできましたが、いかんせんスペイン語での申込み。
その時点で敷居が高い。
そして、当日に突然ライブがキャンセルになることもあるあるのスペイン。

申し込んだ⇒キャンセルになった⇒返金手続き⇒( ;∀;)

スペイン語問題を抜きにしても、日本とは慣習も常識も違うスペイン相手にそれをやることの大変さ…。
超危険(^-^;
というのを噂で聞いていたので、
「そこまでして観ないでもいっかな」
って思って、手を伸ばさずに来ました。

【ラ・グアリーダ・デル・アンヘル × エスペランサ】

と・こ・ろ・が!

今年はエスペランサが日本での配信の窓口になったそうです。
だから日本語で日本のエスペランサのHPから、ラ・グアリダ・デル・アンヘルのライブの申し込みができます。
超安心、超簡単!

エスペランサのオーナーさんは、6月の発表会でお世話になるカンテの雄輔さんです。
10月公演で、私と一緒に踊った方と言った方が、うちの生徒さんは分かる人も多いかもしれませんね。

彼はスペイン語ペラペラ。
ほぼネイティブレベル。
ただしゃべれるだけじゃなく、こんな感じで、今まで中々皆が手を出さなかったところに、果敢に手を広げていく現実創造力・実行力に優れた方です。
私、こんなに色々なことができる能力の高い人を見たことないってくらい、色々できるからすごい。
踊っても、パルマ叩いても、歌っての一流で、数多くの公演には客演し、タブラオ経営までしちゃって、更にはスペインとの懸け橋にもなって、一体頭の中はどうなってるのでしょうか。

さて、スペインのライブに話を戻すと、コロナのこともあるし、円安だったり、戦争(飛行機が南回りになって超時間がかかる上に、航空運賃も値上がりした)だったり、色々な理由でスペイン人が以前程は日本に来なくなった今の時代。
私が新宿でお勤めをしていた2008年半ばまでは、私、お仕事帰りにしょっちゅうエルフラ(今のガルロチ)に行ってました。
エルフラでは、毎日スペイン人のライブが開催されていました。
そこで出てる踊り手のレッスンを受けたり、ライブを観たり、たまにこっそりライブを録音して、その音を電車の中で何度も聞いたり、あの頃の東京在住者は、スペインのフラメンコを身近に感じるにはとても恵まれていました。

でも、今はそうではない(ぽつーん)

でも

今は配信がある!

それもスペイン直輸入!!!!

見よう!

とりあえず、見よう。

マリア・デル・マール・モレノ先生の教室発表会

私がスペインに行くと必ず習ってくる、マリア先生のお教室の発表会です。

生徒さんたちの踊りなのでプロの踊りと違いますが、逆に、スペインの教室の発表会なんて目にすることが中々ないし、「私たちと同じ『生徒』でも、スペインの生徒さんたちって、私たちとは何かが違うわ!」って発見もあるかもしれないので、生徒さんたちにとっては面白いかもしれないですね。

ラ・グアリーダ・デル・アンヘル、エスペランサ、マリア先生への応援のお気持ちがありましたら、是非是非申し込んでみてください(^^)/
ちびっこたちもブレリアを踊ってたりして、可愛いですよ。

マリアの名言

レッスン中、マリアはお話を沢山する系の先生です。

それはとても大事なフラメンコのお話。

その中で、私、心に残っている名言があります。

何度もこのブログでも書いてますが、以前からいる人ばかりじゃないのでもう一度書きますね。

「へレスの子供たちは、フラメンコのバイレを習う前に歌を知っている。

へレスの子供たちは、振付を習う前にテクニカを習っている。

……

………

だから、振付しただけで、すぐに踊れるようになる。

あなたたち外国人の問題は、カンテを知らないことだ」


カンテを知るというのをいきなり目標にしてしまうと、大人になってから踊りを始めた日本人にはハードル高いかもしれないので、それならせめて、自分たちが踊るものがどういうものかというイメージだけは持つようにしましょ。

その為には、スペインのフラメンコを沢山見よう!

とりあえず、初日の分しかHPにはアップされてませんが、これから毎日追加されていくと思われます。

またお薦めがあったらブログで紹介しますね。

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