自分を活かす努力

(01)諸々

親の七光り

ちょっと前に友人とおしゃべりしていたら、芸能人の二世の話になりました。

偉大なる父や母を持つ人はさぞ大変だろうなって思います。
ましてや、同じ業界にいて、既に功績を残している親であれば、親が基準となるから子供は大変。

でも、偉大なる親が同じ業界にいることによるメリットはある。
自分が初代の子は、いうなれば予選からエントリーする無名選手で、一方の二世たちは本選の2回戦から登場するシード選手のようなもの。
要は、入場券を持っている。
とっかかりとしては、ものすごいメリット。

でも、逆の言い方をすると、本選の2回戦までしか親からもらった入場券では入れない。
3回戦からは、予選から勝ち上がってきた実力ある選手と同じ土俵に上がることになる。

才能がなければ続かない

ここで冒頭の友人との会話に戻ります。

「大物芸能人の息子、娘は、今、いずこに!」という話になりました。
大物芸能人の子女で、鳴り物入りで芸能界入りしても、知らないうちに消えていった人たちは結構います。

「継続できるのも才能」といいますが、私は「そもそも才能がなければ続かない」と思ってます。

「親の七光り」「二世」と言われてデビューしようと、10年、20年と続いている人に対して、「親のお陰ででしょ」って言う人はいない。
なぜなら、その10年、20年の間に、その人たちの実力を世間は見て知っているから。
実力なしに親の力だけでは、10年、20年は続けられないというのを、皆、知っているから。
私なんかは、佐藤浩市や田村正和、宇多田ヒカルのことは知ってても、その親のことは良く知らない。

そうなんだ。
続いているというのは、ある種の証明になる。

これは、お稽古に通ってきてくれてる生徒さんたちにも言える。

14年経ちました

2009年10月1日に教室を設立して、今年の10月、今月ですね、14年が経ちました!
サラリーマンとして勤務した年月は、15年ちょっとだったので、あと少しで追いつきます。
あっという間の14年でした。

そして、設立して割とすぐに入った生徒さんたちが、まだチラホラ残ってくれています。
彼女たちは、14年、13年…とフラメンコを続けてくれています。

レッスンや舞台でその子たちの踊る姿を見て、「上手くなったなぁ~」と思うことがよくあります。

『継続は力なり』とよく言います。
本当にそう。
芸事って、どれも簡単ではないので、やっぱり継続しないとできないものは多い。

でも、やっぱり、長く続いている生徒たちを見て、私は思う。

「そもそもの才能があったから、この子たちは続いたんだよね~」って。

人って、自分に向かないものは、そうそう長く続けられない。
親の力が及ぶ世界に身を置いた人たちでさえも、10年、20年と続けるのは簡単じゃないんだから、続けることって簡単じゃない。
10年以上続けるだけの才能は元々あった。
才能があったから10年以上続いた。
10年続いて、更に実力もついた。

うちの教室以外のところで始め、今はうちの生徒さんでいる人たちの中にも、10年選手、20年選手は何人かいます。
仕事だとか、妊娠・出産等で、間が空いてたとしても、それでも復帰し、それなりの年月フラメンコに触れている人たちからは、やっぱり何等かの才能や実力を見つけられる。

長くフラメンコを続けている生徒さんたちに贈る私からのエールです。

自分には才能がないと信じているから、誰かの真似をするのです。
そして、誰かの真似をするから才能というあなたの芽が眠ったままで、開花しないのです。

フラメンコを知る。

テクニカを知る。

もちろん大事ですが、一番知らなければならないことを忘れています。

自分を知る。

私とは別の個性を持った人が、私に似せる努力だけしてたって、あなたの才能は開花しません。
10年以上続けられるだけの才能はあるのだから、その間に実力をつけてきているんだから、足りないところ、至らないところばかりに目を向けず、己の才能を信じ、自分を活かすことをもっと研究してみてください。

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